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7月21日(月)
今日は「海の日」。 写真は昨年10月に遊んだ沖縄の海。 あーあ、沖縄………。 楽しかったな……。 さて、今日海の日は、早稲田にあるリーガロイヤルホテルにて、俳誌「海」(高橋悦男主宰)の25周年のお祝いの会があり、出席する。 猛暑つづきの今日このごろであったが、たくさんの方が出席され、華やかなお祝いの会となった。。 この25周年を記念して、『季語別高橋悦男句集』を刊行。 今日よりの夏立つ海の高うねり 『実朝の海』 群青の乳房盛り上げ夏岬 『天城』 夏怒涛岩より人の立ち上がる 『天城』 高橋悦男先生、そして「海」の皆さま、25周年を心よりお祝い申し上げます。 今日の朝日新聞の「風信」で、池田澄子さんの評論集『休むに似たり』が紹介されている。この評論の中核をなしているのが、「三橋敏雄論」であるが、三橋敏雄には『海』という句集(ふらんす堂文庫)がある。海をテーマにして三橋敏雄が自選したものである。 海へ去る水はるかなり金魚玉 七月十四日(ル・カトルズ・ジュイエ)海の彼方といふ言葉 かもめ来よ天金の書をひらくたび この「天金」であるが、この度の『休むに似たり』は、「天金」ならず、「天緑」である。 これは、わたしの勝手なこだわりでそうさせてもらったものであるが、著者の池田澄子さんは、ことのほか喜んでくださった。 「天の深緑、ありがとうございました。 三橋先生の『かもめ来よ天金の書をひらくたび』を思っています。 『天緑?』、とても嬉しいです。 深緑は攝津さんの色でもあります。 」 とメールをくださったときは、こちらのはからい以上のことが、この本に宿った……。そんな思いがした。 三橋敏雄と攝津幸彦、 池田さんにとって大切な、そして今はもうこの世にいない二人の俳人……。 そして、この「天緑」が、わたしの「気まぐれ」以上のことにどうしても思えるとおっしゃって、 「三橋先生の念力が、山岡さんの知らないうちに山岡さんに 届いていたのかなあ。」 と池田さんが再びメールをくださった。 ああ、そうかもしれない……。 わたしは、いま、かなり真面目にそう思っている。
by fragie777
| 2008-07-21 22:31
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