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6月8日(日) 旧端午
矢川の小学校の桜に実がなった。 この葉脈の美しさ…。 このブログをずっと読んでいる方は、ご存知かもしれないが、女だけのスタッフのふらんす堂に昨年、半年だけ男性スタッフがアルバイトをしていた。 そう、ヤマジマ君である。 いま彼は、オーストラリアに勉強に行っているのだが、ひさしぶりに連絡が入った。六月の帰国予定を半年のばして勉強に精を出す(?)ということらしい。 オーストラリアで一応勉強をしながら、バイトもしサーフィンも楽しんでいるらしい。 「日本語の本が読みたいです」と電話で言う。 小説ではなくて、社会学や、宇宙について考察やら、ノンフィクションが読みたいという。 そこで、ヤマジマ君とともに働いたスタッフたちに、おすすめの本を聞いて、それをプレゼントすることにした。 異国の地で頑張っているであろうヤマジマ君に。 スタッフたちが読んだもので、(よし、これを彼にすすめよう)というものを、それぞれ推薦してもらったものが以下の本である。 みなさんは、このうち、何冊を読んでますか? 愛さん。 『ソロモンの指輪ー動物行動学入門』 コンラート・ローレンツ著(ハヤカワ文庫) カトさん。 『歎異抄』 ひろちさや編 真紀さん。 『ジョン万次郎ーアメリカを発見した日本人』 成田和雄著(河出文庫) 律子さん。 『峠』 司馬遼太郎 (新潮文庫) 大学生の息子さんからのおすすめでもあるということで、あえて小説を。 優明美さん。『脳のなかの幽霊』 V・S・ラマチャンドラン (角川21世紀叢書) 春奈さん。 『文房具56話』 串田孫一著(ちくま文庫) みんないろんな本を読んでるなあ。 わたしは恥ずかしながら、このなかで『歎異抄』しか読んだことがないぞ。それも大学時代に。 ヤマジマ君におくるまえにこのスタッフたちの推薦本をわたしも読んでみようかと思っている。 わたしも一冊、ヤマジマ君に送ることにした。 yamaoka。 『地獄の季節』 アルチュール・ランボオ 小林秀雄訳(岩波文庫) サーファーのヤマジマ君が、海を目の前にして 「また見つかった、 --何が、--永遠が、 海と溶け合う太陽が。 というこの詩の一節をぜひ、体験し、永遠を垣間見てほしい、と思う。(気障かなあ…) そして、英語圏のなかで、小林秀雄の魂をわしづかみにするような(日本語の)ことばの力に打ちのめされてほしい、とも思っているんだけど。 ヤマジマ君には誰からということは、ふせておき、それぞれの本から送り主を当ててもらうつもり。
by fragie777
| 2008-06-08 20:24
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