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5月25日(日)
昨夜からの雨に濡れて咲く山法師。 午前中は、ひさしぶりに時間ができたので、中島みゆきを聴いて過ごす。 ああ、そうだ、昨日北上でお目にかかった朝日新聞の詩歌の担当記者の佐々木正紀さんが、きのうの朝日新聞に鷹羽狩行氏の受賞(詩歌文学館賞、蛇笏賞)についての記事を書かれたと教えてくださったことを思い出し、昨日の新聞をよみかえす。 おお、あった…。 鷹羽先生のすばらしい笑顔の写真がまず目にとびこんでくる。 記事をきりぬいて、明日スタッフたちに見せなくては…。 昨日たずねた北上の山口青邨邸には、もうすでに、わたしたちの生活風景からうしなわれつつあるものが、保存されている。 これは「裏木戸」。 そして「井戸」。 台所出口の真鍮のドアノブと木の扉。 木のお風呂。 わたしの小さなころは、これだった。 ひとつひとつが、小さなころの思い出と結びついて、家のなかを、あるいは庭を歩いていると、ふっと、幼いおかっぱの女の子のうしろ姿がみえてどこかにさっと消えていく…。 (あっ、わたしだ!) 木戸のにおい、ドアノブの冷たさ、井戸をくむときの音、(思い出すと身体じゅうがすっぱくなる…) けっして遠い過去のものではない…。 あざやかな現実であるかのように、その時間にたたずむことができる。
by fragie777
| 2008-05-25 23:34
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