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5月13日(火)
薔薇のうつくしい季節になった。 仕事場への道すがら、よそのお家の薔薇を楽しむことにする。 ミツバチもかきいれどきとばかり、花にその顏をつっこんでいる。 それにしてもこの寒さはどうしちゃったんだろう…。 今日はセーターを着て、一枚だけクリーニングに出さなかった厚手のコートを羽織った。首にはウールのまざったスカーフをしっかり巻いて。 仕事をしてても手が冷たい…。 ふう、ふう、と息をふきかけながら作業をすすめる。 聖五月というのに、道行く人は背中をまるめて歩いている…。 この寒さだというのに台風もやってきて、このところ地震も頻発している。 天変地異のまえぶれか…。 いやだな……。 スタッフのカトさんは、ふらんす堂のある仙川駅の三つ先の国領(こくりょう)という駅から通って来ているのだが、なんとこの国領付近で不発弾がふたつあることが最近わかったのだ。 その撤去作業のために、京王線は一時その対応区間がストップすることになる。 そしてカトさん家の皆さんも、ご近所さんもやはりその撤去作業のあいだ、どこかへ(学校って言っていたな…)避難をするんだそうだ。 もう、やれやれである。 わたしたちの間にたちこめるこの非日常の空気感はいったいなんだろう…。 今朝いつも私を起こしに来る愛猫が、はじめてと言っていいかもしれないが、階下の押入れに閉じこもったまま出てこなかったのも、なんだか気になるし…。 さて、「船団」ホームページ「今日の一句」は、内田美紗さんが、現代俳句文庫『鳴戸奈菜句集』より一句を紹介している。 「牡丹見てそれからゴリラ見て帰る」 「牡丹」を見てから「ゴリラ」を見るのが面白いと、内田さんは鑑賞し、ご自身も見るならこの順番である、という。 この「牡丹」と「ゴリラ」。 ゴリラの存在感とその有りようの濃さに対抗できるのは、やはり牡丹の花のもつ肉体感しかないかなあ、なんてこの非常時(?)に呑気に思うけど…。
by fragie777
| 2008-05-13 19:13
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