カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
画像一覧
|
5月9日(金)
八王子山王病院に俳人の綾部仁喜氏をたずねる。 今回も俳誌「泉」(綾部仁喜主宰)の編集にたずさわっている藤本美和子さん(わたしに似ていると言われている方…藤本さん、ごめんなさい!)に駅で拾ってもらって車で運んでもらう。 ひさしぶりにお目にかかったのであるが、四年以上病院で闘病されているとはおもえないほどお元気な様子で、喉から呼吸をする装置につながれた管がなければ、病人とは思えないほど生気にあふれておられた。 氏の第四句集となる句稿をいただく。 句集名は「沈黙」 「俳句はものの言えない詩形」という氏の俳句理念と、声をうしなってしまった肉体のありようと、たしかにそれらを充分に示唆しながらも、それらを超えてはるか森羅万象に対峙しわたしたちをとりまく世界に耳をかたむける「沈黙」のさま、かとも、句稿を拝見しておもった。 病室のかたすみには、十二単の花がひっそりと飾られていた。 二週間まえに、藤本美和子さんが、先生のために庭から摘んできた花であるという。 帰り際に握手をした氏の手のなんと力づよかったことか…。 藤本美和子さん、今日はありがとうございました!
by fragie777
| 2008-05-09 20:24
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||