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5月6日(火) 蛙始鳴(かえるはじめてなく)
ゴールデンウイーク最後の日なので(?)、家の猫の足の裏を撮ってみた。 あはっ。 冷たくてやわらかくてあったかくて日向の匂いがした…。 仕事場でゲラを読んですごす。 俳人の池田澄子さんが俳句について書かれたものだ。 師・三橋敏雄への論究は力強く、ほとばしるような熱情がある。 読んでいるこちらがまで、胸が熱くなってくる。 読みすすむうちに、いくつかの文章にぶつかる。 「技術とは作者が読者にいかに丁寧に言葉を手渡すかということに他ならない。」 「俳句が打座即刻の詩であるならば、俳人とは感動を素早く冷やす能力が秀でていなけ ればならない。 豊かに感受することと、それを豊かに表現することは当然ながら全く異なる。素直に 感じること、素直な表現をすることとは、正反対とも言えるほどに異なる。その狭間 にあるのが『詠む』『作る』『書く』行為、冷えた行為である。」 この一書を占めているものは、俳句のエクリチュールの問題なのだ。 俳人池田澄子はそのことだけに関心がある、といっても言いすぎではない、と思う。 出来上がりまでが楽しみだ…。
by fragie777
| 2008-05-06 19:51
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Comments(2)
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