カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
画像一覧
|
5月5日(月) 立夏 子どもの日
ときわはぜ。 谷保の梅林に咲いていたものである。 今日は立夏である。 立夏にしては、ちょっと景気のわるい一日となった。 窓からみえる空はどんよりとしている。 そして、こどもの日。 「一つの生涯というものは、その過程を営む、生命の稚い日に、すでに本質において、残ることなく、露われているのではないだろうか。」 森有正のエッセー『バビロンの流れのほとりにて』の冒頭のことばである。 子どもというものを考えるとき、あるいは人間というものといってもいいのかもしれないが、わたしのこころのどこかにしまわれていて、かならずと言っていいほど、ふっと立ち顕れてくることばだ。 「昼寝の国の人」は、俳人の庄田宏文さんの原稿をアップする。 「葛の花」の句について、それががつて詠われた和歌、短歌、俳句に言及しながら、田中裕明の「葛の花」の作品の魅力について語る。 高柳克弘さんは、 「古典を踏まえつつ、田中さんの句の感覚の冴えに切り込んでいく姿勢に共感しました。」 と、この原稿についてコメントをくださった。 有働薫さんによる「詩人のラヴレター」は、ジュール・シュペルヴィエルの作品より。 「後世の人々への恐ろしいラブレター」であると。つづけて、有働さんは 「われわれ人類の生命の基礎である地球が『やがて』どんな状態になるのか、シュペルヴィエルにははっきり見えています。詩人とは予感する人ですから。」と解説する。 中村真一郎訳というのが、なつかしい。
by fragie777
| 2008-05-05 18:01
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||