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3月16日〔日)
まだ咲き残っている梅の空。 すばらしい春の一日となる。 午前中わずかの時間にお雛さまをしまう。 女雛をひざの上にのせてそっと目隠しをして、白い布にやわらかくつつんで、はこの中におさめる。それから男雛へと。やはり片方の手で抱きかかえるようにして、装束の一部をはずし目隠しをする。同じはこの中におさめるのだが、最初はかざってあったときと同じように、女雛の左横に男雛をそっと置いたのた。 ……ふっと思いなおして、女雛と男雛を向かい合わせるように置く。 こうすればたとえ目隠しをされていても、女雛と男雛はむきあってお互いをかんじることができる。 せめて、はこの中にいるときは、そうしてやりたいと思ったのだ。 そうしなかったら、女雛と男雛は永遠におたがいを見合うことなく、同じ方向をむいたままありつづけることになる。 それはあまりにも切ないではないか…。 そんな思いはわたしの勝手な思いかもしれないが、そうすることによって、こちらがわの気持ちがストンと納まった。 ああ、窓の外はなんと明るい日ざしに満ちていることか…。 さあ、春の扉をあけて、遊びにでかけましょう。
by fragie777
| 2008-03-16 21:28
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Comments(2)
女雛と男雛を向かい合わせに置く・・・なんて優しいしまい方でしょう。
今頃二人は箱の中でどんな話をしているのでしょうね・・(^-^) 来年、お雛様を飾るときはお互いの姿をちょっとみせてあげると喜ぶことでしょうね。 我が家にも私が紙粘土でこさえたお雛様がありまして・・・ 私はお雛様を飾るときに、二人の体と顔の向きをちょっとだけ 内側にしておしゃべりができるようにおきます。(^_-) ウチのお雛様、年々お内裏様が縮んでいくんです・・(T_T) 我が家の力関係を反映しているのでしょう・・ (”はっきんとんこ”をクリックするとご覧いただけるようにリンクさせました。 ・・・笑ってやってください。)
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fragie777 at 2008-03-17 00:27
はっきんとんこさま。
コメントありがとうございます! さっそく、お雛さま、拝見しました。 か、かっわいい!!! なんて可愛いのでしょう。 しかもちょっとむきあって、 粋なはからいですねえ… コメントをさせていただきたいと思ったのですが、 あまりのコメントの多さに、おそれをなしてしまい、 すごすごと戻ってまいりました。 人気のブログなんですねえ。 男雛がちょっと、一羊さんに思えてきて、 (似てますよ。はつらつとした可愛らしい女雛は、はっきんとんこさまかしら) 思わず声に出して笑ってしまいました。 来年は、もっと縮んだりする、なんてことのありませぬように。 ああ、面白かった… (yamaoka)
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