11月25日(日)
上野の森のみごとな冬紅葉。
独立してふらんす堂をはじめるときにお世話になった方のきり絵展が東京都美術館であり、是非観に来てほしいと言われ、上野に行く。全国的な規模のきり絵の展覧会で、「今度のはすごく力を入れたものなんだよ」とIさんが言われたように、丹精な力の入った作品が2点出品されていた。「きり絵」というジャンルがあって、たくさんの人がそこにものすごいエネルギーを費やして作品をつくりあげていることに正直おどろいてしまった。
ついでに上野動物園の「ハシビロコウ」に会いに行く。もうすでに夕方になっていて、ハシビロコウは、檻のなかにしまわれて(?)いた。いつもそうなのだが、ハシビロコウの姿を目にするまでは、ちょっと緊張して及び腰になりながら、おそるおそる檻のなかをのぞく。(ああ、いた、いた。)そんな感じ。
どうでしょう。このグロテスクな風体は。
一度見たら忘れられないですね。こっけいなようで、瞑想的でもあり、老人のようであって、歩き出すと少年にような茶目気もあって、不思議な鳥なのである。
上野動物園に行ったら、パンダもいいしライオンもいいけど、是非、このハシビロコウのいるところまで足を伸ばして欲しいですね。