10月13日(土)
道の途中で、ふっとあっ、カラスっておもってのぞいたら蝶々だった…。たぶんカラスアゲハだとおもう。蝶々は苦手、小さいころ兄と弟に死んだ紋白蝶をブラウスにいれらてからトラウマになり、いまでも蝶々の夢をよく見る。この蝶はあまりにも大きくちょっとグロテスク、ふだんなら顔をそむけて逃げちゃうのだが、次元の割れ目からこぼれ出たような不思議さに、勇気をだして撮影。わたしの及び腰が写真に反映されているかしら…。
亡くなった同級生の三川基好さんのことを、「知人」とこのブログに書いたことが、今日一日中気になっていた。Oクラスの何人かの同級生たちに訃報を知らせながら、「知人」じゃないよな、やっぱ「友人」だよな、っておもっていたのだった。大学時代の同級生とはほんのつかの間ではあったかもしれないけれど、錯綜やら不安、あこがれ、怒り、解放感などなどいいつくせない感情がひとつの坩堝にうずまいているようなそんな時間を共有したのだった。いまでもそのひとつひとつが鮮明な色彩をまとっている。三川さんとはその距離が遠かったかもしれないが、やはり友人だったんだとおもう。何より彼がこの世にもういないと思うと淋しい…。(チャンドラーについて聞きたかったよ…三川クン…)