11月19日(日)
寒い一日となる。写真は高層ビルの街の一角に咲いていた白コスモス。いっそうの可憐さがある。
いまわたしは両手に息を吹きかけながら仕事場にいる。仕事場ではまだ暖房をつけていないので、暖房のないところでひたすらパソコンに向かう仕事をしているのである。雨音ばかりが静かな部屋を充たしている。椅子にはりついたようにひとところから動かないで仕事をしているとしんしんと身体が冷えてゆくのがわかる。と、こう書くとなんだか自分がさも休日を返上して頑張っていることをアッピールしているみたいで嫌みな女だなあって思えてきた。言ってみれば処理能力の悪い女経営者兼編集者が宿題をため込んでにっちさっちもいかなくなり、寒さに耐えながら仕事をしているわけです。自業自得ということでしょうか。さきほどまで、ホームページの書き換え担当のYが仕事をしていたのであるが、もう彼女も帰っていった。これから友達とドライブですと。フン、結構なことですこと。そういうスタッフを横目でうらめしそうに見ながらも、「わたしは寒さに耐えながら頑張って仕事をしているんだ」ってせめてこのブログに書くことによって、このブログを読んでくださっているあなたの同情をかおうと思っているわけです。しかし同情をいただいたからとて仕事がへるわけでもないので、ひたすらがんばるっきゃないわけです。そういうわけで頑張ります。
ホームページは、新刊紹介、万太郎の一句のアンケートの更新をする。
「万太郎の一句」のアンケートは、ポツポツながら途切れることなく集まっている。当初はサイトからのものが圧倒的であったが、今は葉書でくださる方が多い。しかもこちらで用意した葉書でなく、ふつうの葉書に丁寧に書いてくださる方も何人かおられるのに驚く。アンケートに答えてくださる年齢層はやはり60代以上が多く、万太郎作品は普遍性をもちながらも一方日本の失われつつある風景や情緒を詠ったものが多々あるので、それらを惜しみなつかしむ方々が多いのに気づかされた。
仕事終えたら、今日はあったかいものを食べよう。そう「湯豆腐」などね。