11月12日(日)
用事があり都心に向かう。良い天気だったが、吹く風はやはり冷たい。高層ビルの足元に芒が植えてあって、その風情がいいので芒をいれて写真にとってみる。
高層ビル街の木々たちも紅葉がはじまりなかなか美しいのであるが、巷はクリスマス商戦にはいり、よく見ればその紅葉しはじめた木々にも電飾コードがびっちりと巻かれてあって痛々しいほど。昼日中にすでに光っているのもあって、夜中まであるいは明け方までこの光がつづくのかと思うと、木もおちおち眠ることもできゃしない、気の毒ったらない。
週末は担当のYが来て、ホームページの書き換えをしてくれるのであるが、新しくはじまった「詩のリレー」の2番走者の久谷雉(くたに・きじ)さんからの原稿が遅れている。本人からも時々連絡を貰い遅れる旨を言われているのであるが、日曜までに貰わないと、アップが厳しくなる。そんなことが気になりながら、休日の仕事場でパソコンを開くと、原稿がメールにて到着。いそいでYに連絡をとり、アップを頼む。心配してくれている手塚敦史さんにも原稿入手のメールを打つ。予定どおりで一安心。
角川書店のPR誌に「本の旅人」という雑誌がある。ふらんす堂もそこに隔月で広告を掲載しているのであるが、その雑誌に毎月大島弓子さんが「グーグーだって猫である」という漫画を描いておられる。もうかなり長くつづいていて多くのファンがいる漫画である。前にもこのブログに書いたのであるが、わが家の2匹の猫(ヤマト♀と日向子♀)はこの大島弓子さんからいただいたものである。そう言うとみんなからとても羨ましがれるが、たまたまのご縁でいただくことになったのであって、大島弓子さんにとって私は猫をあげたたまたまの人間のひとりにすぎないのである。それはともかくとして、今回の11月号は貰った日向子が出ているのである。もうワクワクドキドキしながら読んだのである。家に伺ったとき7匹の子猫がいて、どの子もみんなかわいくてどの子にしようかホントに悩んだので、1匹1匹のことをよく覚えているのだが、その子たちが11月号には出ているので、ああ、すみれちゃん、あらアラシ、この子はブラビだわ、となつかしくて心が震えるほど。しかしわたしと一緒に大島さんの家に行って、どの子を貰うかを決めたわが娘は、この漫画を見ながら日向子が一番可愛いと親ばかぶりで、わたしにはどうみてもどの子も同じように可愛いくしか見えないのであるが、写真はその日向子の画をアップしたものである。ウーン、や、やっぱり可愛いか……。