8月19日(土)
今日は「俳句の日」(8・19で)ということで、大阪の帝国ホテルで俳誌「運河」(茨木和生氏主宰)の50周年をお祝いする会があり、そこに出席していま戻ったところである。大阪はすこし曇り空で途中ぽつぽつと雨が降っていた。
盛大なお祝いの会で存じ上げている俳人の方々がたくさんおられ、私のテーブルにはいま小社で句集をすすめている花谷和子氏、山尾玉藻氏がおられお目にかかって挨拶ができたのは良かった。山尾さんはおとなりで、まるで優しいお姉さんのようにいろいろと親しくお話できて、東京にいると関西の俳人の方にはなかなかお会いすることもできないので、なんだか嬉しい。ふけとしこさん、神戸周子さん、加田由美さんなどにもお会いできた。ふけさんにお目にかかって思わず、「螢ちゃん元気ですか?」って聞いちゃった。ふけさんのとこの猫で、洗濯機の上が大好きでその写真をみせてもらったことがある。ふけさん、神戸さんはこのブログを読んで下さっているとのこと、有難うございます。是非、コメントして下さいませ。日ごろお世話になっている柿衛文庫(かきもりぶんこ)の館長さんの今井美紀氏もおとなりではじめてお目にかかる。澁谷道氏が前のテーブルにいらしてそっちまでご挨拶にいけない私に手を振ってくださる。嬉しいな。(おっ、澁谷先生すてきな帽子をかぶってるぞ、いいな、よく似合って)あとで帰り際にほんの少し澁谷氏にご挨拶ができたとき「帽子すてきですね」というとニコッとして「魔法使いみたいでしょ!」と茶目っ気たっぷりで、「今日はこういう会だから大変身してきたの」とホントいつもながら可愛らしい御方である。
新幹線の往復のために前々から読もうと思ってそのまんまになっていた本を一冊バッグにつっこんで出かけてきたのであるが、途中寝てしまい一冊読了できなかった。なかなか刺激的で面白い本であったが、新幹線が品川近くになっておりる準備をしているときに、ななめ後ろの女性がなにやら熱心に本を読んでいる。ウン?わたしとおんなじ「ちくま新書」だぞ、(何読んでるんだろう?)すこし興味をもちながら目をこらしてみて、思わずぎょっとした。なぜって、わたしとまったく同じほんだったから‥‥。ええっ、こんなことあるのかな、だってこの本は数ヶ月以上前に買って、読まずにほっといたものを今日思い立って持ってきたものである。それを同じ時間にこんな身近に読んでいる人がいるなんて。それともいまものすごく話題になっているのかしら? どうなんだろう。その本のタイトルは『ウェブ進化論』著者は梅田望夫氏。もしこのブログを読んでる方でああ、この本読んだっていう人がいたら、コメントして欲しい。だってこんな確率で偶然にも同じものを読んでいる人に会うんだったら、きっと他にもたくさん読んでる人がいるんじゃないかと思う。でもホントびっくりした。
写真は今日の大阪の空である。ホテルよりの送迎バスから撮ったもの。
ちなみに「俳句の日」って、俳人の坪内稔典氏がつけたらしい。山尾玉藻さんがそう言ってらした。