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1月20日(土) 大寒 旧暦12月4日
大寒の日の鶏。 どうどうとしたものである。 いまは仕事場。 大寒の日でもゆるいyamaokaであるので、電車を降り間違えたり、乗り間違えたり、おおいに遠回りをしてようやくさっき仕事場にたどりついたところである。 ゲラを読もうと思ったが、もはや意志は無残にもくだけ散った。。。。 (新年会で一杯飲んじゃったこともある。) 今日は『シリーズ自句自解ベスト100 岸本尚毅』より。 枯木より淋しき秘佛かと思ふ 岸本尚尚毅 秘仏というものは、何十年も暗い厨子の中に仕舞われている。雛人形は一年に一回飾られるし、枯木は春になると芽が出る。秘仏とは何と淋しいものであろうか。 この句の秘仏はどこの秘仏だったか、どこの寺で詠んだ句か、もはや記憶にない。私にとって、どこの秘仏でもいい。句を読む人に、それぞれの好きな秘仏の面影を思い浮かべていただければ、それでいい。 (『健啖』) そして、髙田正子著『子どもの一句』の今日の日付のものより。 悴(かじか)み病めど栄光の如く子等育つ 石田波郷 二度の胸郭成形手術を受けた昭和二十三年の作。「冬日の吾子少年少女たるまでは」とすがるような思いの辛い時期である。「離れて遠き吾子の形に毛糸編む」付き添う妻の姿だろう。「寒むや吾がかなしき妻を子にかへす」病む夫と幼い子の間を往き来する妻も大変である。子の成長を「栄光の如く」とは、喜ぶというよりほとんど目が眩んでいる。それだけ自身が弱っているということだ。それが哀しい。(『惜命』昭25)季語=悴む(冬) これから自転車を漕いで帰ります。 ちょっと酔っぱらっていい気持なんで、酔いがさめちゃうな。 きっと。 水に映った枯れの世界。
by fragie777
| 2018-01-20 21:38
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