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11月16日(木) 旧暦9月28日
冬の季語である。 この実について調べてみたところ、 秋頃になると小豆大の果実を結び、それが黒くなってきます。その形がネズミの糞のようで、葉っぱがモチノキに似ているのでネズミモチという名前が付いたそうです。 この実を中国では女貞子といって薬用にします。 とあり、漢方医薬としていろんな効能があるらしい。 中国の漢方の古典をひもといてみると、「女貞実は味が苦・平。中を補い、五臓を安んじ、精神を養い、百疾を除くことをつかさどる。久しく服すれば肥健にし、身を軽くし、老いず。」とあります。 つまり内蔵を若返らせることによって若くなるということになります。 どうも「若返りに効く」っていうことらしい。 本当?かしら。 そう思うと「ねずみもちの実」への挨拶句としてはこの句はふるっている。 ねずみもちの実を見る胡散臭さうに 川崎展宏 もちろん、展宏先生が、「若返りのこと」を知ってらしたかどうかは、わからないけど。。。。 「ねんてんの今日の一句」は、昨日につづいて今日も『季語別松尾隆信句集』より。 ゆりの木の落葉の上を乳母車 松尾隆信 落葉の中を、だと当たり前というか平凡な表現にとどまる。「落葉の上を」という表現がめざましい。大きな落葉を踏んで通る乳母車が見事な絵として目にうかぶ。『季語別松尾隆信句集』から引いた。 西村和子さんの今日の「俳句日記」には、これから京都へ俳句の仕事のために赴かれることが書かれている。 京都に行ったらあれもしたい、これもしたいと書かれていて、最後に「欲張りだろうか」とあって、笑ってしまった。 いいんじゃないですか。 どれもなさって東京にお戻りくださいませ。 羨ましい限りである。 なかでもわたしが最も羨ましいと思ったのは、「京都のはなやかな時雨に出会いたい」というもの。 京都の時雨の華やかさなんて意識したこともなかったし、経験したこともなかった。。。 時雨、であればみな同じ、じゃないわけよね。 それは経験したものでなければ、言えないことである。 わたしも結構いい歳(!?)になったんだから、せめて「京都のはなやかな時雨」を経験しておいても悪くないわ。。。 っていつ行ける? 当分行けないじゃん。。
by fragie777
| 2017-11-16 18:56
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