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6月2日(金) 旧暦5月8日
デルフト・新教会におかれてあった聖書。 夕方の魔の眠りを逃れるために朝、お隣のセブンイレブンに立ち寄り、ユンケルを買った。 「ユンケルを飲めば眠くなりませんよ」というスタッフのアドバイスに従って。 午後4時が過ぎた。 いつも急激に眠くなる時間である。 なんと眠くならないではないか。 「眠くならないわ!」と皆に報告し、アドバイスをくれたスタッフはそうでしょうと、頷いたのだった。 ところがこのブログを書く6時過ぎになって、なんということ、眠くなってしまった。 ということで、ひと眠りしてからこのブログを書き出したのである。 今日はさっとブログを書いて、早く家に帰ろう。 そうそう、その前にカットの予約を入れておかなくっちゃ。 旅の5日目に行ったDe Hoge Veluwe デ・ホーへ・フェルウェ国立公園とその中に建っている Kroller-Muller Museum クレラー・ミュラー美術館を紹介したい。 オランダ・ヘルダーランド州に位置するこの国立公園は、オランダでも大きな自然保護区のひとつである。 楡や白樺の木々の間から、野兎や野生の鹿は羊が姿を見せることもあるという。 わたしたちは電車に乗って、バスに乗って、この入り口にたどり着いた。 この入り口から、クレラー・ミュラー美術館を目指すわけだが、行き方は三つある。 歩いていく、バスに乗る、自転車で行く。 I君とわたしは自転車に乗ることにした。S君は、股関節に痛みがあって自転車はあきらめ歩くという。 実はこのとき、わたしたちはバスが美術館の入り口ちかくまで行っていることを知らなかったのだ。 自転車は無料、大人用から子ども用まであって多くの人たちがどんどん自転車を借りていく。 I君はすでに自転車を漕ぎだした。 わたしも座高を調節し漕ぎ始めたのだが、ややっ、これは、いったい、ブレーキがないのである。 ブレーキがない自転車なんて、もはや電動自転車を漕いでいる身には、恐ろしいシロモノである。 わたしはI君にむかって叫んだ。 「わたし、歩いていくう!!」 自転車を捨てて歩き出した。するとI君が戻ってきて、「大丈夫だよ、みんな乗っているよ」と言う。 たしかに老いも若きも女も男もみな自転車でスイスイと行く。 車がとおるわけでもなく、道が混んでいるわけでもない。 その上道はずっと平らみたい。 この森を自転車で飛ばしたらそりゃ気持いいわ、ということで気をとりなして、ふたたび自転車にまたがったのである。 鳥の声が森に満ちて、それはもう素晴らしい自転車コースである。 乗ってみて分かったのだが、ブレーキはついていたのである。 つまり、ペダルを後に少し回すとそれがブレーキになるのである。 乗り慣れないわたしはそれもまたコワイ。 だから、自転車をとめることができず立ち止まって辺りを写真におさめることもできず、ひたすらI君の背中を追ってペダルを漕いだのだった。 野ウサギや鹿などがここで出てきてしまっては困る。 来んなよっ。 って心で願いながら、 どんどん漕ぐ。 抜群に気持がいい。 わたしたちを後から来た自転車が追い越していく。 本当に素敵なところである。 やっとどうにか自転車を止めてあたりを見回す。 そしてこの一大緑蔭。 ひんやりとした空気。 しばらく休む。 クレラー・ミュラー美術館までは自転車で20分足らずというところか。 美術館がみえてきた。 自転車を乗り捨てる。 ここでこのクレラー・ミュラー美術館について、旅行ガイドブックより少し紹介したい。 デ・ホーへ・フェルウェ国立公園の真ん中に、クレラー・ミュラーの近代的な建物がある。この建物と美術品の一大コレクションを国に寄贈したクレラー夫妻の名を残した美術館で、世界的に知られるようになった理由は、多くのゴッホのコレクションだ。「アルルのハネ橋」「糸杉」「ひまわり」「夜のカフェテラス」「郵便配達夫」「自画像」など、有名な絵を所蔵しており、アムステルダムのゴッホ美術館と並んで、ゴッホコレクションの双璧といえる。ゴッホのほかにも、ヤン・ステーン、スーラ、ブラック、ピカソ、モンドリアンなどオランダ黄金時代の作品から19世紀、20世紀の近代絵画まで幅広い作品が収集されている。さらにはミレー、セザンヌなど印象派の作品も見逃せないだろう。 個人コレクションだったと聞くと、ひえーっと頭がクラクラしてくる。 いったいどんだけお金持ちだったんだ。 アムステルダムのゴッホ美術感は、この前日に行ったところである。 そこでは写真の許可がなく、わたしだけが見たゴッホとなってしまった。 オブジェに迎えられる。 入り口である。 美術館の一部である。 I君とわたしは、ぶらぶらしながら歩いてくるはずのS君を待つことにした。 わたしがいる。 人間にはみえず、足の短い動物みたいだ。 木にまで何か意味ありげなものが刻まれているような。 30分以上経ってS君が姿を現した。 「途中で歩くの止めたくなったよ」と辛そうである。 作品をみる前に、まずは休憩をとり腹ごしらえをすることにした。 この日のわたしの昼飯。 ちょっと小食でしょ。 ここで鳥の声を聞きながらしばらく休んで、わたしたちは入り口に向かったのだった。 このつづきは明日。 今日はどうしても早く帰るんだ。 やはりちょっと疲れているらしい。 明日は整体をしてもらい、髪をカットして、yamaoka をリセットするつもり。 じゃ。
by fragie777
| 2017-06-02 19:51
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