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5月27日(土) 旧暦5月2日
昨夜無事に日本に戻りました。 今日は仕事場にこもって留守中にたまったものの整理。 窓の外をみるとお隣の「レストランなかむら」のもちの花が咲いている。 窓をあけておくと花の香りとともに気持のよい風がはいってくる。 ああ、日本に帰ってきたんだなあ、なんて椅子にゆったりと背をのばして感慨にふけったりする。 が、 そんなことを実はしていられない。 仕事よ、仕事。 まず、机の上に載せてある出来上がったばかりの『鷹羽狩行俳句集成』を手にとってながめる。 やはり重い。 そして厚い。 鷹羽先生にお電話をして、帰国の報告と全集の出来上がりについて尋ねる。 (予定ではこの集成を作りあげてから旅行に行くはずだったのだが、) 「それにしても厚くて重いね。なんとも立派な本になりました」と鷹羽先生。 お声を聞いてほっとする。 今日は北上市で、第32回詩歌文学館賞の授賞式が行われている。 俳句部門で句集『白寿』で受賞された後藤比奈夫先生の代わりに、主宰の後藤華凜さんと亡くなられた後藤立夫前主宰の奥さまの久子夫人が代理でご出席されている。 ふらんす堂からは、Pさんが出席。 比奈夫先生にお電話をして、帰国のご挨拶を申し上げる。 「ご受賞おめでとうございます。ご体調はいかがですか」 「まずまずですね。ふらんす堂通信への原稿、おくっておきましたよ。いつどうなるかわからないから早くやってしまうんです」とおっしゃる比奈夫先生であるが、お声はお元気だ。 深見けん二先生へお電話をする。 きっとご心配してくださっていると思う。 「ただいま戻りました。楽しい時間を過ごしてきました」と申し上げると、 「家内とふたりでブログ見てましたよ。いい絵をみたりよい時間を過ごされましたね」と深見先生。 明日は、大阪の帝国ホテルで、俳誌「河内野」五十周年のお祝いの会がある。 こちらはわたしが出席の予定である。 時差ボケなどとは言ってられない。 新幹線に乗り遅れないよう、頑張らねば。 以下は、興味のある方へ。 いやあ、自力旅行(いや、わたしは他力本願で、友人たちは自力と言ったほうが正確)というのは、思い通りにいかないことを楽しむ、それに尽きるかも知れない。 そんなわけで、場所をみつけ道を見出しながらの楽しい旅行となった。 最初に泊まったホテルのある場所は、Zaandam(ざーんだむ)というアムステルダムの北にある町で、アムステルダムへは電車で二十分ほどのところである。 のんびりとした町だ。 童話に出てくるような建物。 この町の風景は、われわれが泊まったホテルと線路をはさんで反対側にある。 夕方わたしはひとりでここを散歩してみた。 オランダらしく運河がある。 食事をしているひとたち。 ここで一度だけ夕食をとった。 お料理があまりにも遅いので文句を言ったら、ワインを一杯ずつサービスをしてくれたのだった。 仮想現実のような、あるいは芝居の舞台装置のような、 人の暮らしがみえにくいちょっと不思議な町である。 左側はザーンダムのプラットホーム。 自転車ごと列車移動をする人が少なくない。 線路の反対側は景色が全然ちがう。 カラスがたくさんいてゴミを漁っていた。 (日本より身体が小さいカラスである) わたしたちの泊まったホテル。 やはりさきほどの町とは線路の反対側にあり、こちら側の方がマンションなどあって人の暮らしの匂いがする。 このホテルに5日間滞在。 三つ星ホテルで、バスタブはなくシャワーのみ。 (友人たちは二つ星でも良かったらしいが、きっとわたしのことを考えて三つ星にしてくれたんではないだろうか) すまない、、、 すぐ近くに「DEEN」というスーパーマーケットがあり、ここがべらぼうに安い。 ロゼワイン一本が2ユーロくらいだったかしら。 ここでチーズやハムやパンやリンゴ、トマト、ビールなどを買い込んで夕飯にしたり朝飯にしたりもした。 アムステルダムのホテルではなく、ザーンダムというすこし辺鄙な町のホテルというのも悪くないという感想を持ったのであった。
by fragie777
| 2017-05-27 19:17
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Comments(2)
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