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4月13日(金) 虹初見(にじはじめてあらわる) 旧暦3月18日
桜が咲く季節になると柳もいっそうの青さを増すようになる。 青柳を目にすると、夏がすでに遠くないことを感じる。 冊子「第七回田中裕明賞」も来週には出来上がってくるが、その第七回田中裕明賞を受賞された北大路翼さんの第2句集『時の瘡蓋』(ときのかさぶた)が5月中には出来上がってくる。 前句集『天使の涎』後の2年間の作品を収録したものである。 2年間をまだ2年間と思う俳人もいるだろう。 しかし、北大路翼という俳人にとっては、2年間はおそらくその倍以上の時間に匹敵する。 彼はそれほどに時間を濃密に生きているのだ。 いや生きざるを得ないのだ。 表現するということは、自身を侵食する時間との格闘である。 傷つき瘡蓋を重ねながら、ほんの一瞬傷口が永遠にふれる、それが「見つけた!」というものだ。 そう、 アルチュール・ランボオが見つけた永遠だ。 本句集『時の瘡蓋』にわたしたちは何を見つけるか。。。。 16日のNHKテレビ放映の「小さな旅」(午前8時より)に北大路翼さんが出演します。 余談であるが、この「小さな旅」は、わが家の愛猫日向子の好きな番組でテーマソングが流れ出すと飛んでいってテレビの前で身じろぎもせずにいるのである。 16日は日向子といっしょに見よう。 筍がでまわりはじめた。 どうやら今年は不作であるらしい。 わたしも大地の会に注文をしたが、去年のような立派な筍は来ずに、たいへん小振りである。 それでも、筍御飯を炊いた。 わが家は、筍のみ。ほかには何もいれずたっぷりの出汁で炊く。 これがめっぽう美味いのである。 独活の味噌和えや根三つ葉のおひたし、蕗の炊いたのなどと一緒に食すると、(すげえ幸せ)と思うのよねえ。 ということで、今日の夕飯は筍御飯である。 幸せをもとめて早く帰ろうっと。
by fragie777
| 2017-04-14 20:26
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