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3月14日(火) 旧暦2月17日 矢川緑地に咲いていた梅である。 なんとも優しい風情で癒やされる。 今日も朝から「鷹羽狩行俳句集成」の初句索引の読み合わせである。 今日は終わるかと思ったら、甘かった。 「前半だけでも3日間かかったのですから、まだまだですよ」とスタッフに言われてしまった。 それででも今日は大分スピードをアップして結構はかどったのである。 ただ、この仕事だけではないので、明日はまた別の仕事をして明後日またやるつもりである。 途中で、鷹羽狩行先生から電話が入った。 年譜の最終ゲラがとどいたということでこれから校正をされるということである。 「いよいよ、近づきましたね。本当にご苦労さまです」と電話のお声は嬉しそうである。 わたしはおもわず、 「今、必死で読み合わせをいたしております!」と申し上げようかと思ったのだが、のど元まででかかった言葉を押しとどめた。 (頑張ってるぜ)デモンストレーションもなんだか粋じゃないな。 ふっとそんな風に思ったのだ。 必死で髪振り乱してやっていてもそんなことは見せず、魔法を使ったがごとく、本を作る。 フフフ、 いいじゃん。 どんなに大変だったかは、わたしたちスタッフのみが知っている。 と、こうしてブログを書いているyamaokaは頑張っていることを知らせているじゃないかって、 あのね、このブログを読んでくださっている方は、わたしのお仲間ですのよ。(一方的に) だから、わたしたちが頑張っていることをちょっと知っていて欲しいわけね。 そして、わたしのブログを読んでいる方々は地球上ではそれはそれはもの凄く数少ない人たちであるから、わたしたちが頑張っていたって、あなたとわたしの問題っていうくらいであるわけです。 だから、このブログに書くことは許して下さるわよね。 それにこれが一番大切なことなんだけど、仕事で頑張るっていうことはわたしには楽しいことなのです。 指先をボールペンや蛍光ペンで汚しながら仕事をする、 ああ、幸せだわあ。 と 今日はとりとめもないブログになってしまったけれど、 目下、心地良い疲れのなかでブログを書いているのであります。 これは「集成」に収録するために鷹羽狩行先生からお借りした初版本。 『誕生』初版本は初めてみた。へえー、こういう本だったんだ。 『月歩抄』や『平遠』はわたしが出版社(牧羊社)勤務をしていた頃にその出版社で刊行したものである。 実は、第6句集『六花』はわたしが編集担当をしたものである。(鷹羽先生は駆け出しの編集者のことなんて覚えておられないと思うけど) この業界では結構古いyamaokaなのだ。 しかしながら、つくづくと思うのだけど、古いとかキャリアとかなんていうことはわたしにとっては何の意味もなさなくて、いつだって今が問われているのである。
by fragie777
| 2017-03-14 20:30
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