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7月5日(火) 旧暦6月2日
その前に仕事場でメールチェックをしておこう。 「ふらんす堂通信」にエッセイの連載をして貰っている詩人の中尾太一さんから原稿が入った。 それをまず読む。 鳥肌が立つ、というか、みぞおちのあたりがぐあ~んぐあ~んするようないい原稿だ。 あんまりいいんで泣きたくなってくる。 (中尾さん、すごくいいよ)って心でつぶやく。 電車の中でもう一度読むためその原稿をつかんで仕事場を飛び出したのだった。 そして今戻ったところである。 数日前だったか山梨県の俳人である保坂敏子さんよりお手紙を貰った。そこには、俳人福田甲子雄の全句集の刊行を予定しているが、それについて相談したいという旨のものであった。 俳誌「今」の記念出版として来年の春の刊行を目指しているということであり、呑気に構えているような状況ではなく、わたしは山梨にとんで行ったのである。 ともかくも資料をあれこれとつっこんだキャリアバッグ(というか例のゴロゴロ)を引っ張って、わたしは甲府を目指したのだった。 代表の瀧澤和治さんは、お父さまが昨夜亡くなられお目にかかることは出来なかったが、保坂敏子さん(懐かしい!!)と斎藤史子さんにお目にかかって大方の打ち合せをすることができた。 故福田甲子雄氏のお家にも行き(むかし伺ったことがある)お墓にもご案内していたき、今日のことはいろいろと写真におさめたのだが、わたしは粗忽者であるので、カメラを甲府に置いてきてしまったのだ。 帰りの電車にのる五分前に気づき、「失くした!!」と大慌てでトイレを捜し、駅員さんに訴えどうしたものかと途方にくれた。 しかし、カメラはあったのである。 私を甲府駅まで送ってくれた保坂さんの車の後部座席のクッションの下に。 いったいどうしてそんなところに隠れてしまったのか、皆目見当もつかないのであるが、わたしの身の周りのものはこんな風に出没してわたしを驚かせる。 ともかくホッと胸をなでおろしたのだった。 明日、写真でいろいろと紹介したいと思う。 この桃は福田甲子雄氏の家の前の桃畑に落ちていたものを、保坂さんが拾ってわたしに渡したもの。 「あらら、大丈夫?」って言うと、 「わたしの同級生の◯◯君の畠だから大丈夫」ということ。 「葉っぱのついたのは珍しいでしょ」と行ってわたしのゴロゴロに突っ込んでくれたのだった。 そのゴロゴロにはすでに完璧なまでのかたちをした桃がいっぱい詰め込まれていたのだけれど。。。。。
by fragie777
| 2016-07-05 22:11
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Comments(2)
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オスカー
at 2016-07-06 11:06
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こんにちは。
私の田舎、山梨に~もうずっと帰っていないので、嬉しく読みました。桃だ~!(笑) カメラ、よかったです! 少し前に吉増剛造さんの記事がありましたが、今週発売の週刊現代にご本人のインタビュー記事がありました。いつもは週刊現代なんて買わないので、ご縁かしら、と思いました。素敵な方ですね!
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fragie777 at 2016-07-06 19:28
オスカーさま
そうだったのですか。山梨が故郷とは。 のんびりした良きところでした。 甲府駅は立派なのですが、あまりの人の少なさに驚きました。 吉増剛造さん、いま時の人ですね。 すごい詩人だと思います。 (yamaoka)
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