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6月12日 旧暦5月8日
今日も梅雨晴れの一日。 昨日遊んだ神楽坂は不思議な町である。 にぎやかな商店街の路地をはいると一変して静かな町並みがつづき、洗練されたレストランや高級な割烹店が目に付く。 ナイテンキンというものをご存じだろうか。 細菌のたぐいだろうか。 いやいや、そうではない。 太極拳を習っているわたしは、今日は海の底にある針(つまりは孫悟空の如意棒)を拾い上げる、という演舞を学習したのであるが、その時橋口澄子先生が、 「ナイテンキンを使うといいんですよ」と教えてくださったのである。 ナイテンキン? 太極拳を習ってすでに10年以上経っているが、それははじめて聞く言葉であった。 ひどく新鮮に頭の中に入ってきた。 まるで、森鴎外が、はじめて「サフラン」を漢字でどう書くか知ったときのような驚き、と言っては文学の巨匠に申し訳ないけれど。。。。 ナイテンキン、つまりは筋肉のことであり、「内転筋」と書き、広辞苑によると指や四肢を内側に曲げる働きをする筋肉とある。 そして、どうやら女性にとっては下半身を美しく保つためには、この「内転筋」が大いに頼りになるらしい。 O脚も内転筋を鍛えることによって矯正されるという。 結構な年月を生きてきて知った筋肉の存在。 この筋肉を上手に作動(?)させて、海の底深く沈んだ孫悟空の如意棒は、美しく掬いだされねばならないであった。 「内転筋」は、2016年6月12日より、わたしの身体の中に存在しはじめたのである。 「内転筋」を思う、ゆえに「内転筋」在り。ってか あはっ。
by fragie777
| 2016-06-12 22:45
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