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3月8日(火) 旧暦1月30日
今日の陽気ときたら驚くほどのあたたかさである。 わたしはクローゼット(じつは開きの押し入れ)の中から細みの黒のタイトスカートを取り出した。 スゲー上まで切り込みが入っていて、階段を上るときは下の視線を気にしなくてはならないようなヤツ。 要するに太ももまで切り込みが達しているのである。 20年以上愛用しており、一年のうち2、3回くらいは身につける。 わたしも女なんだっていうことを忘れないためにね。。。。 わたしの身辺でこのスカートを欲しいと狙っている女子がいるんだけど、これをはくにはまだまだ半人前よって、言ってまだあげない。 タイトスカートはいっぱしの大人の女がはいてこそ、似合うというものである。 というわけでわたしはいっぱしの大人の女なのである。 チャン、チャン。 しかし、そのいっぱしの大人の女が今日は燃えるゴミを出し忘れそうになって、ゴミ収集車のお兄さんに迷惑をかけた。 すさまじい勢いで家中のゴミをかきあつめ「待ってえー」と叫んで収集車をとめたのだった。 「お願い!」と極上の笑みをうかべてゴミをわたした。お兄さん、わたしの笑みに魅せられたのか、「はい!」と気持のよい返事が返ってきたというわけである。 で、黒のタイトスカートである。 (なんの脈絡もないか、、、、、) 新聞記事をひとつ紹介したい。 昨日の朝日新聞の「風信」に、秋山泰句集『流星に刺青』が紹介されている。 少年はナイフのように鮎になる 別々の朝を生き死ぬ桜貝 第1句集。理屈や常識をこえた世界を表現する快感。 冊子「第六回田中裕明賞」がよく動いている。 冊子「田中裕明賞」にはKindle版があるのだ。 第一回、第二回、第六回がKindle(キンドル)で読めるのである。 実はKindle以外でも購入可能である。詳しくはふらんす堂のホームページの電子書籍取り扱い一覧をご参考いただきたく。。 電子書籍で読みたい人は是非に。 また、第一、第二の紙の書籍はすでに品切れなので、読みたい方は電子書籍で読まれることをおすすめしたい。 目下、第三回、第四回、第五回も制作中である。 今日は午前中にお二人のお客さまがいらしてくださった。 俳誌「梓」を主宰する上野一孝さんと、「梓」に所属する水野晶子さん。 水野晶子さんの第一句集の句稿をもってご来社くださったのだ。 水野さんは、飯田龍太主宰の「雲母」に拠って俳句を始められその「白露」で学び、いまは上野一孝主宰の「梓」で俳句を作られている。「晨」にも所属されている俳人である。 「句歴だけは長いのですが、いい句があるかどうか」と謙遜しておっしゃる水野さんだが、俳句にかける思いはなかなか深いものがあると察せられた。 「上野主宰に見ていただいたのだけど、厳しい選でした」と水野さん。 上野一孝さんと水野晶子さん。 いろんな本をご覧頂き、「背継ぎ表紙」の造本を決められた。 「背継ぎ表紙ですか! いいですねえ」とわたし。 「背継ぎ表紙」は大好きな造本である。 しかし、これを美しく作る職人さんが絶滅しかかっている、と聞いている。 職人さんを育てるためにも「背継ぎ表紙」で句集をつくっていただきたいのだ。 お二人で武者小路実篤公園へ寄られるというので、入口までご案内したのだった。 実篤公園には、きっともう辛夷や片栗の花が咲いているだろう。 わたしは仕事場へと引き返したのだった。 午後からはもう一人お客さま。 詩人の友清惠子さん。 前に一度ご来社くださったが、今日は詩のお原稿をもってご来社くださったのだった。 ふらんす堂の近くにお住まいで毎朝お友だちと散歩をされる友清惠子さんである。 この度の詩集はご自身が描かれた絵を装画にしてとても楽しい詩集になりそうである。
by fragie777
| 2016-03-08 18:57
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