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2月16日(火) 旧暦1月9日
今日のお昼はビーフシチュー。 昨日の朝作ったものが残ったのでお弁当にすることにした。 なにゆえ働き者でないわたしが、朝起きてビーフシチューを作ったかというと、シチュー用の牛肉を「大地の会」で購入してしまったらしいのだ。 らしい、というのはあまり身に覚えがないのだが、注文主はわたししかいないので犯人はわたしである。 (わたしはシチューを作るつもりだったのか……)などと自問自答してもしようがない。 しかし、忙しい日々、冷蔵庫のなかで数日放り出しておいた。 いよいよこりゃもう限界かなということで、昨日の朝に重い腰をあげたのである。 赤ワインをたっぷり使ったビーフシチューはことのほか美味しかった。 しかも寝かせておいた(?)牛肉がやわらかくて美味い。 マッシュルームもたっぷり放り込んだ。 今日は贅沢な昼食となったのであった。 「深見けん二俳句集成」をとうとう校了にした。 (刊行委員会の皆さま、お待たせいたしました!) 細かいところが気になりだすと、もうこれはいくら時間があっても足りない。 (もうこれでよし)と自分に言い聞かせた。 「ああ、やっと校了にしたわ!! でも手が離れるのは淋しい…」とおもわず言ってしまう。 全句集とか集成は、関わっている時間が長いしかなりの力業となるので、手が離れてしまうと一種放心状態になる。 「深見けん二俳句集成」について言えば、深見先生が「俳句研究」(2002年7月号から12月号まで)に寄稿した「わたしの昭和俳句」をそのままそっくり収録したことは、大いなる意義があったのではないかと思う。虚子を中心とした俳句の学びの場がどう展開されていったか、いかなる俳人たちがそこで何を学び戦中戦後にどう向き合ったか、虚子を語る上で、あるいは「ホトトギス」に連なった俳人を語る上で、深見けん二という俳人を知る上で、貴重な資料となるものである。 波多野爽波の弟さんも「ホトトギス」で俳句を作っていたことを知った。 読んでいてとても面白い。 「深見先生、よくこれだけのことをお書きになりましたね」と申し上げたことがある。 「うん、あのときは大変だったあ。おかげで痩せたよ。編集長の石井(隆司)さんに言われてね、彼がいなかったら、書けなかった。」としみじみと深見先生。 全句集の作り方として、作品(俳句)だけでなく、こういう主要な文章も収録できたらする、というのは、資料性が高くなっていいのではないか、と改めて思った次第である。 今日の讀賣新聞の「枝折」にたなか迪子句集『沓あと』が紹介されている。まだ出来たてのほやほやである。 余り湯の混じる雪しろ濁りかな たなか迪子 古希を迎えた「童子」同人の第2句集。415句を収め、季語の豊かな世界を感じさせる。 俳誌「童子」(辻桃子主宰)で鍛えられてきた俳人である。 詠まれている季語の豊富さは目を見張るばかりだ。
by fragie777
| 2016-02-16 19:11
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