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12月23日(水) 乃東生(なつかれくさしょうず) 天皇誕生日 旧暦11月13日。
二週間ほど前に友人たちと遊んだのだが、もうすでに遠い記憶となりつつある。 なにゆえかこの落葉掻きの場面だけはいまも鮮明に覚えている。 今日は祝日のゆえ会社は休みであるが、わたしはそうはいかない。 今の今までずっと仕事をしていた。 途中でスタッフのPさんも加わり、Pさんは年賀状の準備。 わたしは、来春には刊行しなくてはいけない「深見けん二俳句集成」の季語索引の季語分けの仕事。こちらは年内刊行を目指していたのだが、どうにも手がつかず遅れてしまい深見けん二先生をはじめ、刊行委員会の方、そして注文予約をされて待っておられる方々にご迷惑をおかけしてしまっている。 深見けん二先生が主宰される俳誌「花鳥来」も100号を迎えられその記念としての「深見けん二俳句集成」であったのだが、申し訳ないことこの上ない。 今日は、朝から気合いをいれて季語索引をやり遂げようと頑張った。 なんとかゲラを年内に整え校正者に渡したい。 明日も引きつづき頑張らなくては。。。。 さて、「花鳥来」100号には、深見先生が、ご挨拶の文を寄せておられる。 それを抜粋して紹介したい。 本号で、「花鳥来」は、百号を迎えることが出来ました。季刊ですので、創刊以来二十五年、ここに至ることが出来ましたのは、一重に歴代の編集の方々の尽力、幹事はじめ詩友の皆さまのおかげです。私自身、九十三歳を超え、俳句を作り続けることが出来るとは思っていませんでした。 〈略) 花鳥諷詠、客観写生の理念の下、虚子の唱えた互選句会と、青邨門下の木曜会の体験の下に、選句にも全員が心を込める句会を、例会を中心に実践して来ました。又、誌上の作品は、一年前の同季の句から十句を選び投句することが他の俳誌と異なるところでした。 一年前の同季の句から作品を投句する、というのが他の結社とたしかに違うところだ。それも考えあっての故と思う。そして、互選句会をこれほど徹底してやる結社は珍しいと思う。主宰も弟子もともに選をおなじくし、選において平等なのだ。 句会において、信頼する弟子たちの、あるいは句友の意見に耳を傾けること、つまりは選者として偉くなってしまわないことを深見先生ほど自身に徹底された俳人はほかにいないのではないだろうか。 深見先生の心にはいつも虚子が、そして青邨がいる。 百号といふ冬麗や花鳥来 けん二 深見けん二先生、 「花鳥来」の皆さま、 百号、まことにおめでとうございます。 来年の10、11月には郡山の文学館で「深見けん二展」が開催されることが決まったということ、それもまた素晴らしいことである。
by fragie777
| 2015-12-23 20:01
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