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11月19日(木) 亥の子 旧暦10月8日
朝の日差しはどこかはきはきとして、仕事にむかうわたしのやや重たい気持も「頑張りなさいよ」って後押ししてくれる。 そっか、 頑張るっきゃかないか。。。。。 ってね。 ふと上を見上げると、 朝の空気にふれながら何かを切り拓いていくようなそんな気持になる不思議な時間だった。 今日はひとつ句集を校了にする。 イギリスのロンドンで暮らす女性の俳人エリカ・フフェイシーさんの句集である。 この句集は彼女にとって四冊目となる。そのうち、ふらんす堂ですでに二冊句集を刊行しておられ、今回の句集が三冊目。 日本語と英語の対訳句集である。 エリカさんは、日本伝統俳句協会の会員だ。 クリスマスまでにはお手本に届けたいと思っている。 午後はお客さまがご来社くださった。 西脇はま子さんと紅林照代さん。 お二人は俳誌「天為」に所属しておられる俳人である。 西脇はま子さんがはじめての句集を刊行されるにあたり、紅林さんが付き添ってご来社くださったのだ。 紅林さんは、校正などでいつもご尽力をいただいている。 西脇はま子さんは、山口青邨主宰の「夏草」で俳句をはじめられる。お父さまの平赤繪氏が「夏草」の同人でいらしたのだ。「夏草」終刊後は、有馬朗人主宰の「天為」にお父さまと一緒に入り、熱心に俳句を学ぶことになる。伺えば、西脇さんは、五人兄弟の長女、妹四人、弟一人の構成で、そのご兄弟が全員「天為」で俳句を学んでおられるということ。 「ご兄弟で会うと、句会ができますね」と伺ったところ、「そうなんです」と即座に答えられたのだった。 西脇はま子さんは、最後の「夏草新人賞」をご受賞された方である。 「有馬朗人先生にはじめてお目にかかったのは、わたしが中学一年生のときでした。」と西脇はま子さん。 いまは亡き父をはじめとして、ご本人はもとよりご兄弟をふくめて、師・有馬朗人に絶大なる信頼を寄せておられる。 そのことがお話を伺っていると気持のよいくらいわたしたちに伝わってきたのだった。 学ぶ者にとって、師とはもとよりこういうものなのかもしれない。 こういう師を持ち得ることは、俳句を学ぶ人間にとって幸せなことだ。
by fragie777
| 2015-11-19 18:50
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