カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
画像一覧
|
9月10日(木) 旧暦7月28日
今朝のことだ。 猫たちに起こされてベッドから這い上がり、台風はどうなったかと窓の外を眺めた。 (あれっ? 鬼灯?) 窓の外に赤いものがいくつかぶらさがっている。 (ムムム、なんだ。) ようく見ると、なにやら山法師の木にその赤いものはぶら下がっているのだ。 わたしは驚きながら、もっとよく見ようと窓を開けた。 それはなんと山法師の実だったのである。。 ↓こちら (山法師の実ってこんな風なのか……) わたしはしげしげと眺めいり、雨に濡れたそれをおそるおそる触った。 冷たい…… この山法師の木は家とともにここにやってきてすでに20年近くなるが、はじめて実をわたしは見たのだった。 窓をあければ枝が家の中に飛び込んでくるくらいに、家にぴったりと添うように植えられている山法師だ。 わたしはひそかにそれをジェンニーと名づけていた。 (ジェンニーの名前の由来は、ふふふ、それはわたしの恐れを知らない、アンドロメダ銀河まで届くかと思われる広漠なロマンティシズムによるものなのね。ここでつまびらかにするのは控えよう。) (山法師ってこんな実をつけるんだ…) それとも私が気づかなかっただけなのか。 ともかく、わが家の山法師の実にいまこうしてはじめて出会った、ということに感動したのだった。 (でもね、実は20年近く毎年毎年こんな風に実をつけていたとしたら、それに気づかなかったわたしってホント笑えるわ。。。) スタッフの文己さんのご実家は栃木の鹿沼市である。 朝出社すると、 「家が床上浸水してしまいまいした。今朝母から連絡があって」と文己さん。 「ええっ! それは大変よ!!」 ということで今日は一日中、大雨災害のニュースから目が離せなかった。 途中で確認したところによると、文己さんのお家は無事だったらしいということですこしホッとしたのだが、鬼怒川が決壊し家が流されていく様子などを見ているとなんとも恐ろしい。 インターネット上でニュースを見ながら、ゲラを読んだ一日となった。 今日の船団ホームページは、坪内稔典さんによって、滝本香世句集『待合室』より。。 山荘の男の手料理蕎麦の花 滝本香世 先日、信州で6日間を過ごした。ビジネスホテルに泊まった旅なので、今日の句の優雅な感じではなかった。それでも蕎麦の花をカメラに収めたし、高原の午後のコーヒータイムをたっぷり取った。 香世さんは近所の俳人だ。今日の句を収めた句集『待合室』(ふらんす堂)は出たばかり。「百歳の耳を診てゐる秋日かな」も香世さん。彼女は耳鼻科の医者である。「草の実をつけて改札通りけり」なんて素朴でいいなあ。 坪内さんと滝本香世さんがご近所同士なんて知らなかった。 ということは、坪内さんのお家も、万博記念公園の近くなのかしら。 先日、万博記念公園で遊んだことをこのブログで書いたら、滝本香世さんがメールをくださって、 「わたしの家の近くなので声をかけてくだされば良かったのに」とおっしゃってくださったのだ。 そうか、あの辺に坪内稔典さんもお住まいなのか。 万博記念公園はすばらしいところだった。 残念なのは「象鼻杯」を飲めなかったこと、かな……
by fragie777
| 2015-09-10 18:51
|
Comments(4)
Commented
at 2015-09-11 09:39
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
fragie777 at 2015-09-11 09:49
青木空知さま
コメントを有り難うございます。 風の盆、いいですね。 わたしはまだ行ったことがなくて…… 山法師の実、食材になるようですね。 「子ろ」のご指摘なのですが、「子ら」ではなくて「子ろ」のようなのです。もう一度確認してみたいと思いますが。。。 (yamaoka)
0
Commented
by
青木空知
at 2015-09-11 12:31
x
「子ろ」という言葉があるんですね。知りませんでした。
「ひとり遊び」ですものね。「子ら」ではおかしいですよね。 教えていただき、ありがとうございました。 「家族のうた」おもしろく拝読いたしました。
Commented
by
fragie777 at 2015-09-12 17:06
|
ファン申請 |
||