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6月7日(水)
夜の7時近くになるとふらんす堂はほとんど人がいなくなる。たいがいわたしが一人で仕事をしていることが多い。今日は渡邊真紀がいて川口も仕事をしている。すこし前に中井愛が帰ったところである。わたしはイタリアで遊んできてしまったことがたたって宿題がたくさんたまってしまっていて、泣きべそものである。まあ、遊んできてしまったのですから仕方ありませんが‥‥。 ふたりはまだ帰らずに静かに仕事をしている。 川口と渡邊真紀はふらんす堂にとってはまさに縁の下の力持ち的存在である。お客さまから、本の注文があれば、川口にさっとメモを渡す、あるいは著者が本を送って欲しいということがあれば、わたしが受けてその処理は川口がしてくれる。もうずっとそうやってきたのである。川口へのその信頼度は天変地異がおこっても変わるもんじゃない。一方渡邊は外部とかかわるということが一番少ないかもしれない。彼女が相手にするのはマッキントッシュというコンピュータなのだから。毎日、毎日来る日も来る日も、彼女ほぼ同じ姿勢でパソコンに向かっているのだ。ともすれば、その彼女の姿はふらんす堂の風景の一部となっているかもしれない。版下づくりという本作りにとってはかかせない、まさい心臓部ともいうべき仕事を黙々とこなしている。 その縁の下の力持ちでつねに黒子的存在である二人を今日は飲み会に誘ってみた。ふたりともたまたま空いていたので、めずらしく三人で飲むことになる。渡邊はひとり暮らしをはじめたばかり、趣味の合唱演奏会も終わり、一段落したところ。川口は、アメリカ留学をしている長女さんが一時帰国してしかもそのボーイフレンドもアメリカからやってきて子ども3人+そのアメリカンボーイの世話であけくれている毎日であるらしい。まあ、たまには家庭から開放されて大いに飲みましょう、ということになり、女3人、楽しいお酒を飲んで帰ってきたところである。 そうこれからも「縁の下の会」ということでまた飲みましょう。 写真は、ヴェネツィアの町並みを舟から見上げたところ。ヴェネツィアって、こうやってみるとホント絵になるところなのねえ。そこにいるときはそれほど感動しなかったのであるが‥。 もっとも塩野七生さんによれば、ヴェネツィアの感動の仕方というものがあるらしいが‥(喜)
by fragie777
| 2006-06-07 23:52
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