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6月10日(水) 旧暦4月24日
ふらんす堂の下は、CoCo壱番屋(通称ココイチ)というカレー屋さんである。 チェーン店としては有名らしく、かなりの賑わいをみせている。 今日のわたしのお昼はここ。 「チキンと夏カレー」を持ち帰りで頼んだ。 ↓こんな感じ。 オクラやトマトやピーマンなどがたっぷり入っていてなかなか美味しかった。 ふらんす堂のおとなりはセブンイレブン、斜め向かいはミスター・ドーナツ、真正面はタイ料理のお店。 食べ物にはこまらない、というか食べ物の誘惑が多いところである。 今日のおやつはセブンイレブンのハーゲンダッツのアイスクリーム。 いただいた商品券で、みんなでアイスを満喫した。 わたしはバナナミルクね。 新刊紹介をしたい。 古在路子句集『鳥になる』(とりになる) 著者の古在路子(こざい・みちこ)さんは、昭和18年(1943)神奈川・横浜市生れ。現在は千葉県柏市にお住まいである。平成15年に望月百代主宰の「夏日」に入会し、平成21年に同人、いまでは「夏日」の主要作家として活躍しておられる方である。本句集は平成15年から26年までの10年間余の作品を収録した第一句集である。序文は望月百代主宰が寄せておられる。 この『鳥になる』という句集は、古在路子さんの羽撃きの第一句集である。という書き出しではじまる序文である。 さるすべり登りて鳥になる子かな 句集名ともなったこの作品は、初心の頃のものである。子供の姿態、気持ちなどのとらえ方が印象的であり、句集全体の雰囲気を物語る一句である。と望月主宰が序で書かれているように、「鳥になる」という句集名は印象的である。 春夕焼堤防に足投げ出せり 花吹雪老いゆく者に生れし子に のどけしやゴリラと同じ誕生日 だみ声の甘えてをりぬ鴉の子 蓑虫のふらりふらりと雨もよひ つくづくし無邪気な噓を聞き流す 親しくも距離のありけり春コート 遠雷や戒名持たぬ家に嫁し 食卓に生成りのクロス魚は氷に 繭玉の不揃ひ海の凪いでをり やうやうにじやんけん果つる草の花 山茶花や母子ふたりの紐電車 平明でなおかつ地道な歩みのような路子俳句。しかし燻し銀のような深みと、厚みを兼ね備えているのである。 丁寧に句を鑑賞されながら望月百代主宰は、じっくりと古在さんの歩みをそのスランプの時もふくめて温かに見守っておられることがわかる序文だ。 手袋を外して終るひとり旅 この句が目の前におかれたとき、女性の句であるとすぐに思う。手袋が女物であることを句が語っているのだ。ひとり旅の女性の手を包むことによってその女性に常に寄り添い、まるで手袋がその女性を守っているようなそんな手袋との旅だったのだ。 ひとり旅をしながらいったい何度手袋をしている手をみつめたことだろう。 手袋はまるで彼女自身であるかのように、ぴったりと身にそうている。 手袋を外すことによって今までの緊張感から解放されホッとした女性の顔が彷彿とする。 その傍らにはやや疲れた女物の手袋が置かれ、ひっそりとしている。 男の手袋だったらこれほどには語らないだろう。単なる寒さよけの何ものでもない、男物の手袋ってなんの情趣もわかない、そんな感じしません? ほかに、 公園に音の集まる秋思かな 電線に寄り添ふ鴉しぐれけり 枯草を踏み枯草の匂ひけり 冷たさの手に残りたる別れかな 橋の名の仮名書き運河涼しかり 爪先の力みて茅の輪潜りけり たまに会ふ男兄弟冬苺 余寒なほ消しゴムに消しきれぬもの 手囲ひの蛍火に寄る蛍かな カンナ燃ゆ地に屹立の電波塔 ちちろ虫やや濡れてゐる旅衣 対岸は目の高さなり草の花 歩いても歩いても土手冬の虫 繭玉の不揃ひ海の凪いでをり 浴衣着て気位帯に封じ込む 遠雷や恋とは違ふ愛深む 笹鳴や大まはりして女坂 人日や僅かな段差バス停に 穀雨かな走り根の波草の波 友ひとり老優なりしさくらんぼ 時計屋の時計てんでに冬支度 俳句という短詩型は難しいと、専ら鑑賞する側におりました。たまたま「夏日」主宰望月百代先生の講演「のびやかに自分史としての俳句を作る」を受講したのを機に、一からお教えをいただくことになりました。数々のお教えを受けながらも、十七音のなかに季語と感情を述べることに、未だに難渋しているところです。師の叱咤激励の下に句作を重ねまして十年、ようやく門口に立ちました。そして平成二十六年春、師より句集上梓のお話を賜ったのです。俳句の道の緒に就いたばかりで、戸惑いもありますが、初学からの十年間の歩みを纏めてみることにいたしました。 いみじくも序文で、師が「羽撃き」と拙句集についてお書き下さいましたが、未だ飛び立つには未熟なもどかしいものです。これからは多作多捨を心掛けて、季語の持つ奥深さを少しでも会得したいと願っております。 「あとがき」の言葉である。「鳥になる」という句集名も望月主宰より賜ったとある。 装幀は君嶋真理子さん。 古在さんは、ブルーにするか緑にするか悩まれて、緑色を選ばれたのだった。 (分かるだろうか…) 爽やかな仕上がりを古在路子さんはとても喜んでくださった。 花馬酔木確と進みし目の病 「花馬酔木」のひびきがやさしく一句を支配している。 古在さんも目の病があるんですね。 わたしの昨日の目のことですが、夕方に検査をしたところ網膜剥離もなくて、まあ大丈夫なんじゃないかっていうことでした。じゃ、どうしてそんな黒い点(虫のようなもの)が見えるかっていうとですね、それは人生をこう、すこしばかり長くやっていると見たくないものも見てしまったりしてこの世の汚点がですね、見えるわけですよ、見たくなくてもね、 っていうのは嘘で、そのつまり「飛蚊症(ひぶんしょう)」って言って、寄る年波とストレスが原因なんですってさ、ストレスということにしたいけど、お医者は、「ロウなんとか」って言っていたな、よく覚えてないけど。このブログを書いている今も右端のあがりに一匹飛んでます。「確と進みし目の病」でありますので、大事にして目に負担をかけないようにましょう。 実は最高の特効薬はなんだか知っているのね。 それはね、 美しいものを見ることよ。 とくに美形をね。 最近薬(ヤク)切れかも、、、、、 だから、飛ぶんだ、ヘンなものが。 分かった!! 早く帰って治療しよう。 今日は美しいものが映っているビデオが1本予約してある。 それを見なくっちゃ。 じゃ。
by fragie777
| 2015-06-10 19:53
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