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1月28日(水) 初不動 旧暦12月9日
暮れの早い山里で、少年は桜木花道を夢見て練習にはげんだのだろうか。 このスタンド、いまは孤独の面影をやどしていた。 朝の車出勤のときのyamaokaはちょっとした荒くれ者になる。 運転はけっして上手くないので自身を過信することは断じてないのだが。 仕事場への途上にマンション建設の現場があってショベルカーや大型トラックやらがとまり、工事現場の人たちとともにごった返している。 甲州街道にむかうところなので車の往来もはげしく、交通整理をしてもらわないととても進めない。 おおむねのところ現場の男性が交通整理をするのであるが、この人たちがわたしを粗暴にする原因となる。 つまり整理をするというより混乱をさせることが多いのだ。 今日も、そう。 オーライ、オーライとあっちからもこっちから来る車に合図をだして、いったいどう進んだらよいかわかりゃいしない。 (おいおい、おじさん、そんなにライトあっちこっちふったらダメだろ、直進車優先だろうって、ホントぶつかっちゃうよ) わたしは車のなかで毒づく。 おじさんは脳天気に、ただただライトを振るばかり。 わたしはひとりでカッカするばかり。 しばらく行くとすこし細い道にはいる。 ここはスピードを落として徐行運転をするのであるが、なんたって歩行者がはばをきかせている。 歩行者優先であるからそれは仕方がない。 それにしてもである。 前のベビーカーを押している女性、 道路の真ん中をゆっくりと歩いてすこしも端に寄ろうとしてくれない。 後ろに車がいることすら気づいていないのだ。 ちょっと寄ってくれれば、わたしは彼女を追い抜くことができる。 しかし、ダメだ。 その歩く速さ、 昼寝もできそうな程だ。 追い抜けるところまで我慢をすることにした。 ようやく少し道が広がったところになった。 ヨシ、とわたしはそろりと親子を追い抜いた。 そして彼女を見た。 なんと、その若いお母さん、夢中になって片手でメールを打っている。 (おい、おいバギーを押しながらメールなんて打つなよっ)とふたたび毒づく。 しかし彼女には車の存在ははなっからなきものなのである。 こんなふうにあるときは自転車に乗りながらメールを打つ人間がいたり、たかだか10分くらいの車の通勤時間であるが、けっこうストレスがたまってしまうのである。 行く手にあるいろいろな困難を乗り越えてくるわけです。 今日はおひとりお客さまがお見えになった。 石井俊子さん。 はるばると横須賀から句集の原稿をもってご来社くださたのである。 今年は古稀にあたられるということで、「思い切って句集をつくることにしました」とお電話をいただいたのだった。 スタッフの千絵さんがご相談に応じる。 石川俊子さんは、「横須賀俳句会」という俳句の会に所属しそこで俳句を学んでおられるということだ。 そしてあるご縁によって岩田由美さんを知り、そのご縁で岸本尚毅さんご指導の「ふらんす堂横浜句会」にも昨年の12月からご参加下さるようになったということである。 いつもは和服をお召しになるということだが、「今日は雨が降っていたので止めましたの」ということ。和服姿拝見したかったな。 「横須賀は過疎化がすすんでしまい、ほんとうにさびしいところとなりつつあります」と石井さん。 横須賀は一度だけ行ったことがある。遠い遠いむかしのことである。 泥鰌を食べたことを覚えている。 あのときはまだにぎやかで、空がやけに青く海に大きな船が止まっていたのを見たのだった。
by fragie777
| 2015-01-28 18:52
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