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12月17日(水)
寒い日がつづいている。 家のなかでわたしと猫たちはとりわけ丸まって過ごしている。 彼女らはもとより毛皮を着ているが、わたしはそうでないのでえらくモコモコに着こんでいる。 「そんなかっこうでぜったい外に出ないほうがいいよ」って言われるので、外に出るときは1分の命って決めている。ウルトラマンみたいに時間切れになるとピカピカするわけではないけど、えらいすばやさで行動するわけである。なにしろ呑気してると死んじゃうからね。 家の前の空き地(と言ってもひとさまの所有地)に氷がはった。 ドアからのぞいたら、かなりの広さに張り詰めていて、母子連れが立ち止まってじいっと見ていた。 わたしは出勤の身支度をととのえて、初氷の前にたった。 家が一軒たつくらいの広さに氷がはりつめている。 ほれぼれするほど。 ちょっと興奮してあっちから眺めたりこっちから眺めたりした。 じいっとのぞき込んだり、踏んでみたりしながら写真を撮っていたら、 「何かいるの?」ってご近所の男性が笑いながら近づいてきた。 よっぽど楽しそうに見えたのだろうか。 「いえ、ちょっと写真に撮りたくて」と小さな声で答えたのだが、いい歳をしたおばさんが氷のはりつめた地面を飛び跳ねていたら、やっぱおかしいかもしれない。 今日の讀賣新聞の長谷川櫂さんによる「四季」は、『山田弘子全句集』より。 大根煮なればまだまだ娘に負けぬ 山田弘子 作者は四年前、急逝。遺された娘さんが中心となって全句集ができあがった。この句、たいていのことでは娘は自分を越えてしまった、というわが子への信頼がほのぼのと伝わってくる。当の娘さんにとっても懐かしい句にちがいない。 大根煮、 わたしはどちらかというと不得手かもしれない。 しかし、風呂吹き大根を赤ワインで食す、というのは美味いだろうって思っている。 なぜなら馬場のぼるの童話「きつね森の山男」がそうやって食べていたから。 この場合赤ワインは厳密に言うと、山男がしこんだ「まっかっかのぶどうしゅ」で「山葡萄のワイン」のことだ。 赤ワインより酸味がつよく野趣の味わいがある。 わたしもときどき「大地を守る会」から購入する。 こんなに寒くなると、風呂吹き大根をつくって赤ワインでふうふう言いながら食べたい。 あったまるだろうなあ…… ブログを書いていたら、風呂吹き大根が食べたくなった。 大根を買って、帰るか…… (赤ワインは美味いのがあるのよ) じゃ。
by fragie777
| 2014-12-17 18:47
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