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11月1日(土)
これは蔓梅もどきの実だったかしら。 11月となった。 わたしは髪をカットすることにした。 美容室の鏡の前で美容師さんが「今回はどうしますか?」と聞く。 「前と同じように」と答える。そして、 「いったいわたしは前回は何月ごろカットに来たのかしら?」と聞く。 「前回は8月14日です」と即行の答えが返ってくる。 わたしの美容師さんはお客さんについてのノートをとっており、その人がいつ来たか、出来栄えはどうだったかすべて記録を残しているというのだ。 (するともう2ヶ月半も来なかったのか……) あらためて月日の経つことの早さを わたしは美容院の鏡にうつったもう一人のわたしと確認しあったのだった。 ところでわたしの美容師さんの今日の日記に、わたしの髪形の出来上がりはどう書かれたのだろうか。。。 実は、紙の本で読み始めた夏目漱石の『明暗』をキンドルの青空文庫よりダウンロード(無料)をして読み進んでいる。 『明暗』は、大学生の時に読み、卒業後も読み、3度目の今回はじめてこんな小説だったのかと思いを新たにして読み進んでいる。読んだものを見事なくらい忘れ去るという頭の構造であるということもある。漱石について書かれたものは、江藤淳のものを覚えているくらいであとはあまり詳しくは知らないのであるが、今回あらためて『明暗』を読み、ドストエフスキイの『カラマーゾフの兄弟』の小説的手法に似ているなと思った。あるいはその道の識者からすれば、まったくの頓珍漢な思いつきなのかもしれないが、漱石はドストエフスキイの小説の手法を意識しそれを取り入れたことはなかったのだろうか。切迫するような会話体で話が展開していくところなど、ドストエフスキイに似ていると、今回読みながら何度も思ったのだ。このことは、いままで思っても見なかったことだった。 だから、どうだって言われたらどうでもないのだけれど。 ひょっとしてそうだとしたらわたしのひそかな発見?なんて思ったりして。 んな、ことはないな…… ふらんす堂ホームページの高柳克弘さんによる「現代俳句ノート」は、「原石鼎」である。 そういえば、高柳さんは、ロシア文学を専攻しドストエフスキイが専門だったと伺ったことがある。 漱石とドストエフスキイについてこんど聞いてみよう。 今月の詩は、三好達治の詩。 今回はわたしの担当。 「菊」というタイトルの詩人北川冬彦にささげた作品である。 髪を切ったので新宿に遊びにいき、さっき戻ったところ。 ブログを書くのがおそくなってしまった。
by fragie777
| 2014-11-01 23:11
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