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10月23日(木)
昨晩おそるおそる家のドアーを開けたところ、家は無事だった。(?) 猫たちは反乱をしておらず、わたしが与えたキャットフードは手つかずのまま、しかし、なんということかわたし以外の人間にわたしが隠していたおいしいキャットフードを与えられて満足していたのだった。 まっ、猫たちがうれしそうに落ち着いているからよしとしよう。 しかし、考えなしでしこたま買い込んだキャットフードどうしよかと思いあぐねていたら、猫の魂と交信できる川島葵さんが、 「わが家の車庫に最近住みついた外猫用に頂ければ……」と申し出てくれて、無駄にすることにならずわたしは胸をなでおろしたのだった。 葵さんによるとその外猫は「インド系の名前『ニヒタ』の首輪をした小公子みたいな猫で、数件先の立派な家の猫であるらしい」のだけれど、帰らなくなって葵さんちのガレージに住んでいるというのだ。そこのお家がその猫を捜している様子もないらしい。いまや「ニヒタ」はその近辺の人気者であるらしい。 「その猫の写真がみたい」ってお願いしたら、iPhoneに送ってきてくれた。 見ればたしかに誇り高い目をした貴公子のような黒白猫である。 皆さまに公開しようとおもってiPhoneから送ってみたのだけどうまくいかないの。 かわりに最近撮ったご近所の黒猫をアップします。 これは少し前にブログで紹介した黒猫の別の一枚。 「あの猫いいね」って葵さんが気に入ってくれたもの。 御礼にもう一度。 またまた猫にこころを支配されてしまったブログとなってしまった。 さて、こちらも昨日のつづきで朝日新聞の連載記事「出版不況 大手トップに聞く」である。今日はKADOKAWAの会長角川歴彦氏だ。タイトルは「電子書籍の存在感出す」。 (略)電子書籍が伸びている実感はある。電子書籍端末が売れないのと電子書籍が売れないこととは違う。僕は紙の本の市場の25%くらいまで電子が伸びると思う。でも今は一割未満。もっと伸ばしていかないと。電子書籍の存在感をもっと出して、問題があればそれから修正していくべきだ。(略)出版界の再編の動きは一段落。今後あるとすればデジタルの分野だろう。うちも、今後大きな問題を解決するために汗をかいていかなきゃいけない。市場は毎年約500億円ずつ縮小している。どうやって救済していくかだ。 ふ~~む。 ここには書かなかったが、再販制の問題と電子書籍との関係を昨日の野間氏とおなじように考えておられるのが印象的だ。 「あとはyamaokaさんの問題です。」と目の前にどかっとゲラを置かれた。 第5回田中裕明賞のゲラである。 今年こそ少しでも早く刊行しようと、わたし以外のスタッフががんばってここまで漕ぎつけたのである。 猫たちのことばかりに心をとらわれていてはならぬ、とわたしは今日からゲラを読み始めている。 読み始めるとおもしろくておもしろくて読み続けていたいのだが、どうしてもいろんな用事に忙殺されてしまう。 今日は「選考会」まで赤字を入れることができた。 明日一日では無理かもしれないが、来週には読み終えるつもりである。 そうなると、冊子「第5回田中裕明賞」の刊行もそう先のことではない。 早くできあがったら選考委員のおひとりである小川軽舟さんに褒めてもらうんだ。 7月のお祝いの会のときに「もう少しはやくなりますよね」と小川さんに優しく言われたのである。 それを聞いていたスタッフ達がその言葉に応えるべくがんばったのである。 わたしだってこうして頑張ってるんだから、そのことも認めてもらわなくっちゃ。
by fragie777
| 2014-10-23 19:02
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Comments(2)
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