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8月25日(月)
これはキタテハ。と書いたら見識のあるお方がツマグロヒョウモンと教えてくださった。 いったいキタテハとどう違うのか知らん、とウイキペディアで調べたところ、 うーむ、たしかに違う。素人目にはおんなじに見えてしまうかもしれないけど。 すごいな、写真を見ただけでわかってしまうとは。 ツマグロヒョウモンか。 こんどこの蝶が飛んできて、「あっ、ツマグロヒョウモンだ」って言えるかな。 そう言えるとかっこいいが、その名前がでてこない、という恐れもある。 まっ、ともかくもツマグロヒョウモンです。 いかにも色合いが秋の蝶という感じ。 蝶々は大の苦手なんだけど目の前にくるとなぜか写真に撮ってしまう。 レンズを通してみる蝶はそれほど怖くない。 (カメラを持っていないと、きっとキャアーとか言って逃げ回ると思うのだけど、べつにかわい子ぶりっ子してるわけじゅないけどさ、それが、カメラを持っていると恐れを知らない大胆な女へと変貌するのだ。ある意味恥を知らない女へと変貌することもあるので、これは注意しなくてはいけない) 今日の毎日新聞の「俳句月評」で櫂未知子さんが、佐藤博美句集『想』をとりあげてくださっている。おなじ俳誌「狩」所属の若い俳人の鶴岡加苗さんの句集『青鳥(せいちょう)』(角川学芸出版)とともに、「好対照の2句集」というタイトルである。一部を引用して紹介したい。 ひとの世に火のあるかぎり魂迎 鶴岡加苗 苧殻焚く寸の白さの燃え残り 佐藤博美 盆と縁の深い二句を、それぞれの句集から引いてみた。前者は「火」に注目し、この季語にしてはどこか華やかな作品。後者には感情をあらわす言葉はないけれど、死者と生者をつなぐ見えない何かが「寸の白さ」という繊細な表現にこめられているように思う。 佐藤博美は一九五〇(昭和二十五)年生まれ、鶴岡加苗はそのちょうど二回り下であり、実はどちらも俳誌「狩」同人である。今まさに自分の家族を育てている人と、自分をはぐくんでくれた家族を見送った人。その年齢で、あるいはその立場でしか詠めないものがあることを、二冊の句集があらためて教えてくれた。 俳句総合誌「俳句」9月号が届く。 こちらは神野紗希さんが、長嶋有句集『春のお辞儀』について書評を寄せている。やはり一部を紹介したい。タイトルは「トホホの美学」。 ブランコしか座るところのない冬日 長嶋 有 トホホ感とは、現代のペーソスであり、高度なユーモアであり、長嶋有の美学である。昔諧謔、いまトホホ。現代の軽やかな感性が、俳句と出会った。 こっちが表側でいいんよね。 実は明日新品の冷蔵庫が来るの。 なかのものを入れ替えしなくてはいけないのが大変。 先日家にやってきた人間が冷凍庫の中身をかっさらうようにして持っていってしまったのでだいぶ冷凍庫は楽になったが、それでも入れ替えがある。 冷蔵庫の整理なんて自慢じゃないけどわたしはほとんどしない。明日はちょうど燃えるごみの日なので今夜冷蔵庫を整理していらないものを捨てるつもりだけど、きっといるんだろうなあ、冷蔵庫のいままで手をのばしたことのない奥でじいっと歳月を過ごして暗い何物かに変質してしまったヤツが。 すこし恐ろしい。 昨夜友人たちと話をしていたらこんな恐ろしいことを言う。 「冷蔵庫が汚い人って信じられないわあ」とか、 「台所や水まわりはきれいじゃないとね」とか、 「庭に雑草が一本でもあるとだめ、かならず抜くわ」 全部×だ。わたしは。 わたしってホントダメなヤツだ…… じいっと話を聞きながら、そう思った。 じゃ、家に帰って掃除のひとつでもやったかというと、全然やらないわよ。 録画しておいた韓国ドラマをリクライニングチェアに塩をかけられたなめくじのごとくべったり身体をのばして見て、お風呂にはいって白ワインをのんで寝た。 土曜日の夜なんて、結局借りてきていたDVDをみまくって夜が明けちゃって、すごく反省したのだけど、反省したこともすぐ忘れちゃう。 昨日の友人が聞いたら卒倒しちゃうだろうな。 天上の母上も嘆いていることだろう。 そうだ、 あたらしくやってきた冷蔵庫にふさわしい人間になろう。 いまはそう思っている。
by fragie777
| 2014-08-25 19:12
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