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5月28日(水)
ふらんす堂のお隣のレストラン「なかむら」の裏庭に咲いている。 仕事場の二階の窓からよく見える。 いまみると気持ちよさそうに風に揺れている。 今日は、夕方から神保町の如水会館で、「鷲尾賢也さんを語る会」がある。 鷲尾賢也さんは、歌人・小高賢としても知られ、講談社の辣腕編集者だった方だ。先日の2月11日に急逝された。19日に彼が属していた歌誌「かりん」の歌人のお仲間が中心となって「しのぶ会」がありわたしはそちらにも出席した。歌人としての小高賢さんのいろいろな顔をあらためて知ることになる良きしのぶ会だった。 今日は切れ者編集者としての鷲尾賢也さんに出あうことになるだろう。 出版業界のさまざまな方がいらしてお話をうかがいながら彼をしのぶことになる。 しかし、まだ鷲尾さんがこの世にいない、ということに現実感がない。 今日は、奥坂まやさんによる「飯島晴子の一句」を校了前に読ませてもらった。 飯島晴子を好きな俳人は多い。 ふらんす堂からも平石和美さんの『畳ひかりて-飯島晴子の風景』を刊行させていただいたが、好評のうちに品切れとなってしまっている。 わたしは正直なところを言うと、すこし苦手な俳人だった。 今日読み通してみて、大好きになったかというとそういうことにはならないのだけど、やはりすごい俳人だったと思った。 奥坂まやさんの気魄に満ちた解説がまずいい。晴子の精神の硬質さに立ち向かうのは凡庸ではだめだ。 晴子の孤独や悲しみやさびしさに響きあうこころもなくてはいけない。 それも十分である。 過去の、もう忘れている自分に、俳句の中でめぐり会うために、自分の中を旅している。 本書の中で奥坂さんによって引用された晴子のことばである。 選び抜かれた100句をとおして、晴子がいきいきと立ち上がってくる。 巻末に奥坂まやさんの「飯島晴子論」がつく。タイトルは「ひとりの修羅」。 そうそう、ふらんす堂のおとなりのレストラン「なかむら」からはお昼ごろになると、おいしそうな匂いがただよってくるのである。ハンバーグ定食などが得意らしい。とても古いレストランでふらんす堂よりずっと前から仙川商店街にある。まだ、一度も行ったことがないのだが、お隣のよしみで一度は行きたいとおもっているのだけど。。。 今日は帰りが遅くなるので、ブログを早めにアップします。
by fragie777
| 2014-05-28 17:27
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