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11月29日(金)
実はこのとき、トイレットペーパーとか猫砂とかかさばる重たい買い物をして車のなかに入れておこうと駐車場までやってきたのだが、車のキイを忘れていたことに気づき、あわててPさんに連絡し鍵キイを持って来て貰うことに、そのPさんを待っているときに見あげた空。天空高く、飛行機が飛んでいた。 この近くに調布飛行場があるのだ。 写真の左手にはいま完成しつつあるキユーピー株式会社の本社がすこしだけ見える。 もともとは工場があったところに、本社が建設され渋谷の本社が仙川に移ってくるのである。 すでに仮本社として、社員たちは出勤しているようで、老人や子供や学生や野良猫がのびのびとしていた活気のある街にサラリーマンがどんどん増えつつある。 畑がなくなり、マンションが建設され様変わりしていく仙川である。 仙川にやってきたときには、ずい分田舎に来てしまったものだわ、と思ったのであるがもの凄い変わりようにびっくりしている昨今である。 夕方の4時くらいに近くのポストまで手紙を出しにいったところ、学生たちで溢れている。ちょうど下校のピーク時か、桐朋学園や神代高校、桐朋音大、桐朋短期大学など学校がひしめいているのでどこを見ても学生だらけという時間帯である。 わたしはこの時が好き。 男子はカッコいい子がやたら多く、わたしは彼らをうっとりと眺める。 女子はもっとこわいもの知らずのオーラを発している。 制服のスカートを思いっきり短くしてかたちのいい脚をおしげもなく見せて、えらい勢いだ。 彼らのもっているまだ人生になんの構えもないその不敵さ(特に女子)のなかにすこしの時間でもいいから一緒にいられるのが心地いい。 いいなあ…… って思うのよ、おばさんはね。 で、わたしは大切な仕事の手紙をポストに投函して戻ってくるわけ。 この時間ほんの5分程度。 わたしの身体の100分の一位の細胞が若返った感じがするわけね。 今日の毎日新聞の坪内稔典さんによる「季語刻々」は、現代俳句文庫74『松尾隆信句集』より。 くくくくとくくくくと鴨寄りて来る 松尾隆信 「く」はカモの鳴き声、そして寄って来る時のかたちだろう。冬の日の平和で楽しい風景だ。今日の句、現代俳句文庫「松尾隆信句集」(ふらんす堂)から。作者は1946年兵庫県姫路市生まれ。今は神奈川県平塚市に住み、俳句雑誌「松の花」を主宰している。「白菜を噛むや反抗期の音で」「冬山に入り青空を登り行く」も隆信。 もう11月も終ろうとしている。 いったいこの時間の早さは何だって言うのだ。 人類史の時間において人間が二足歩行をはじめてからまだほんのわずかしか経っていないというのに。
by fragie777
| 2013-11-29 20:05
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