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2月24日(日)
わたしはいま暗闇のなかで蝋燭に灯をともしてこのブログを書いている。 蝋燭の揺れる炎のなかではパソコンのキイはほとんど見えず、まさにブラインドタッチといえばカッコがいいがいわゆる手探り状態でキイをさがしながらなのである。 何ゆえに。 それは、わたしのこの書斎、といえば聞こえはいいが、要するに仕事をするコーナーの部屋の蛍光灯がなんの前触れもなく、ふっと(まさにふっと)消えてしまったのである。 ええっ、いったいどうしたのよお! 停電か、 と、おもったのであるが、そうではないらしい。 他の箇所はすべて煌々と電気がともっている、どうやら蛍光灯がやられてしまったらしいのだ。 しかし、なんの前触れもなく、というのがちょっと解せない。 だが、ブログは書かれなくてはならない。 で、こうやってyamaokaは、ムキになって書いているわけである。 (別に書かなくってもいいんだけどさ……。誰も文句言わないと思うけど) 今日は午後より大学時代のプチ同窓会があった。 数人が集まったのである。 わたしの前に座った前田さんは、太宰治を卒論にしたのだということを始めて知る。 「太宰治って言うのがなんだか恥ずかしいのね。しかも、卒論のテーマがね、『太宰治とコミュニティ社会』だったのだけど、そのテーマ自体今から思うとなんにも訳分っちゃいなかったと思うわ」と前田さん。 その隣の棚沢さんは、東京の下町で代々の古書店を続けながらお父様の介護をしているという。 「お店はバイト感覚ね」って明るく笑う。 わたしの隣の石田君は、定年退職後、福島の山中にもう一軒の家をたて将来はそちらで生活をする予定であるという。棚田を囲んで集落があり、朝日が上るのがよく見えるという。さすが山男の石田君だけある。 原君が、大学卒業後、2年以上ヨーロッパを放浪していたなんて、一見ダンディな原君からは予想もつかない。 真継君は、東京都の「老人問題」を扱った本に寄稿していてそれを見せてくれた。もう少ししたら京都の実家に帰りご両親を介護するという。 岡野君は……、カメラマンだ。でもアナログが専門らしい。だってわたしのデジカメの使い方をよく知らなかったんだもの。集合写真を撮って見せたら、にっこりして「送ってよ」って言ってた。 野波さんは、あいかわらずマドンナだ。 学生時代のときと少しもかわらず、ちょっとツンとしている姿がすごく似合っている。 で、 会が終わるときに、福士君がわたしの方を向いていった。 「yamaokaさん、おめでとう! ふらんす堂の本が取ったでしょ。 俳人協会賞!」って。 ええっ、福士君、知ってたの!! 嬉しいな。 わたしはとびきりの笑顔で、 「有難う!!」って答えたのだった。 詩人の杉本徹さんが、小島数子詩集『エンドルフィン』について、メールを下さった。 杉本徹さんの了解をいただき紹介をしたい。 小島数子さんの『エンドルフィン』、とてもいい詩集と思いました。 時間の堆積のなかで、時間とつりあいをとるように、こんなにも動 かしがたく言葉がここに置かれて。 交換不可能な、エッセンスとしか呼びようのないもの。 とくに巻頭から「一~七」とつづく詩篇たちの、小声の、見事さ。 ああいい詩を読むことができたと、素朴に率直に感じ入りました。 杉本徹さま、有難うございました。 なんどもなんども打ち直しをしながらやっとここまで書いた。 (?)のキイの場所がわかんなくなって難儀した…… 明日からまた忙しい日々がはじまる。 2月はあと数日よ、分ってます?! じゃ。 写真は東京駅南口の天井。
by fragie777
| 2013-02-24 22:32
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