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11月25日(日)
不人気であるというNHKの大河ドラマ「平清盛」をわたしは面白く観ているのだが、最初は松山ケンイチの平清盛がちょっと役者不足じゃないかと実は不満だった。ところが回がすすみ清盛が権勢に取り付かれてどんどん嫌な人間になっていくにつれて、松ケンの演技がみるみる良くなっていったのだ。役者魂の本領発揮というべきか。 それにもっとわたしが気に入ったのは、栄華を誇る平家の没落を予感させる場面で流れる音楽が、カッチーニのアヴェ・マリアなのだ。それも音を落として切なくか細く流れる。 平家の衰退を予感させるのにカッチーニのアヴェ・マリアを持ってくるなんて、NHKもやるじゃん、とわたしは思ったのだ。 心憎いとも思う。 こういう趣味は素敵だ。 不人気であるというのがわたしには理解できないのよね。 クリスマスも近づいてきたので、わたしもカウンターテナーのスラバが歌うアヴェ・マリアシリーズをこのところよく聴いている。 アヴェ・マリアはいろんな作曲家のものがあるが、シューベルトやバッハ&グノーのものも好きだが、なんといってもカッチーニのアヴェ・マリアは荘厳な悲しみの極みというべきものがあってとりわけ好きだ。 清盛では歌は無く、曲だけだが、切ない悲しみを引きずりいつまでも余韻が残る。 来週の「平清盛」でもぜったいこの曲はかかると思う。 このアヴェ・マリアを聴くだけでもぐっと胸に迫るものがある。 一度見て御覧なさいませよ。 今日はよく歩いた一日となった。 めずらしく今日は仕事場へ一度も顔を出さなかった。 仕事場の前を通り過ぎただけだった。 こんな日もあるのね。 まっ、 いいか。
by fragie777
| 2012-11-25 23:09
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