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9月11日(火)
買い食いをする男子学生のあとについてしばらく歩いてみる。 このだるい歩き方がいいのよね。(もちろんわたしは仕事中で銀行に向う途中ではありましたが…) 9月9日に町田市のホテル町田ヴィラにて俳誌「青芝」(主宰・梶原美邦)の創刊700号の記念祝賀会が開催された。 ふらんす堂ではこの700号を記念して合同句集『青芝十一面』を今年の3月に刊行させていただいた。このお祝の会にお招きいただいたので担当スタッフの愛さんが出席しお祝いを申し上げたのである。 「とてもアットホームな良い会でした!」と愛さん。 俳誌「青芝」は、昭和28年9月1日に創刊号が発刊されたのである。写真は創刊号の復刻版。編集兼発行人は八幡城太郎、日野草城、永田耕衣、桂信子などが作品を寄せている。 創刊の辞は「編集者の言葉」というタイトルで八幡城太郎が書いている。長くないので全文を引用したい。 草城先生の第二句集「青芝」の名を戴いて、このたび創刊することになりました。先輩諸氏のご支援と、会員の協力に従って、立派な青芝に育てあげたいと思つてをります。わたしは所謂主宰者でも指導者でもありません。青芝の一同人であり、編集者にすぎません。お互に青芝人同士では、先生呼ばはりしないことにしたいものです。青芝では、庶民の生活感情をうた咏ひあげたいと思ひます。われわれグループの傾向として(ことにわたしは)巧みな句を作ることに専念して、内容の空疎な作品を乍り勝ちにです。その傾向を青芝に持ち込まないやうにしたいものです。すこし位下手でもいい、内容の充実したものを生み出してゆきたい。青芝には、色々な流派に属してゐる人が、参加してくれました。それ等の人たちも、わたしの言葉に共鳴してくれて、明日への俳句のために、力を尽くしてくれることと思ひます。又、青芝友の会に参加して下さつた方達は、それぞれの分野に於て、立派な仕事をなさつてゐる文化人です。次々に、それぞれの方向の作品を、青芝に寄せて下さることになつてをります。諸賢の御指導とご協力をお願ひ致します。 お祝の会では、名誉主宰の中村菊一郎氏と主宰の梶原美邦氏よりご挨拶があった。 中村名誉主宰は、この創刊号に名前を連ね、「身辺雑記」を寄せている。この創刊号からの関わりを考えると約60年の時を「青芝」とともにあったということになる。 合同句集『青芝十一面』を刊行するにあたって、会員お一人お一人の写真をデータ化し編集することに労力を惜しまなかった面倒見のよろしい主宰である。 中村名誉主宰、梶原主宰、そして「青芝」の皆さま、 この度の700号、おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。 余談であるが、梶原主宰は、わたしのこのブログもご覧になっているらしく(知らなかった!)、愛さんを紹介するときに、ブログをプリントしたものを読んで愛さんを紹介されたらしい。 「ええっ、マジ?」ってわたしは大慌てで愛さんに聞きかえしてしまったほど。 もっと真面目にブログを書かなきゃいかんな……。 いろいろと用事があってブログが遅くなってしまった。 ブックフェアも今週で終りになる。 もう一度行きたいのだけれど、時間があるかなあ……
by fragie777
| 2012-09-11 21:26
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Comments(3)
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