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5月4日(金) みどりの日
しかし、午後から雨が降りだした。 こんな風に。 このところよく雨が降る。 今日は六本木にある国立新美術館にエルミタージュ美術館展を観に来たのだ。 かつて20年くらい前にヨーロッパの美術館めぐりのような旅をしたことがあったのだが、そのときにエルミタージュ美術館だけは行き損ねてしまったのだ。モスクワに行き当時のレニングラードまで足をのばす機会はあったのに。サントペテルブルグ(かつてのレニングラード)にあるエルミタージュ美術館に行くことがわたしの夢だ。それはともかくとして、今日はその日本にやってきたエルミタージュ美術館展に行った。「世紀の顔ーー西欧絵画の400年」という壮大な時間の流れの絵画を世紀ごとにまとめて展示したものだが、(ウーン、今ひとつかなあ……)という感がある。こういう展覧会は一人の画家のものをじっくり観たほうが面白いということに今さらながら気づいてしまった。でも、こんな少女の絵に出会えたのは嬉しかった。 美しい小さなノートも買ってみた。 こんなちっぽけなノートひとつでも伝統に裏付けられた美しさを思うのだ。 伝統の美しさはわたしたちの目に簡単にはとどかない。 すこし重い扉の向うに隠されている。 わたしたちはほんのちょっぴり、その扉のことを思い手をのばして扉を開けてみる。 扉はいたることろにあるのだ、ちょっと注意しさえすれば。 などとさもわけのわかったことを言っちゃってさ、あなたの机の汚さはどうなのよ。 yamaokaがyamaokaに突っ込む。 いっけない。 仕事場のわたしのまわりのすさまじい惨状。すごいよ。 足の踏み場がない、というのはこのことである。 実は明日、お客さまがこの仕事場を見にくるのだ。直接仕事とは関係ないことなんだけど、ちょっと見たいということで。 で、さっきまで一人でわたしの机を中心に半径1メートルの周囲を片付けていたのだ。 いただいた雑誌が全然封をきらずに乱雑に重ねられ、ゲラをあっちこっちに、なにか不審なものがあるとつまんでみたらわたしのよれよれになったカーディーガンだ。あらなに、これ?いやだ、汗ふきタオルじゃない、いったいいつの汗だろう……。 いただいた「俳誌」などはひと通り目を通すので時間がかかってしまう。 書籍にお返事をかくのはすこし先になりそうです。 ごめんなさい。
by fragie777
| 2012-05-04 21:04
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