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1月10日(火)
この日は小川に沿って枯れすすきを刈っていた。 「刈らないとねえ、はびこっちゃって……」と、この辺いったいに愛情をそそぐ翁だ。 ふらんす堂は「ふらんす堂通信」編集期間に突入した。 今回は大分きびしい状況のなかでの編集作業となる。スタッフはそれぞれ自分の仕事をかかえながら「ふらんす堂通信」の編集をすることになる。 たとえば、愛さん。抱えている担当書籍はハンパじゃない、そこにもってきて「なずな集」の打ちこみがある。その上ひんぱんにかかってくる電話の応対もある。左手と右手は違うことをやっている、と言っても過言ではない。 スタッフの緑さんもおんなじ……。彼女は、DTP作業を中心にやっているのだが、校了の句集やらエッセイ集の直しやら、広告づくりやら、そこにもってきて「ふらんす堂通信」のレイアウトが押し寄せている。 「どれを先にしましょうか?」って聞かれると、 「ウーン、どれもねっ」と答えてしまうわたし。 Pさんは蒼くなって「ふらんす堂通信」の編集作業をやっている。いままで人任せだったものがすべてPさんの双肩にかかってきた。俳誌や総合誌を机に積み上げてウンウン言っている。今はインタビューのテープ起しをやっているのだが、 「わたし喋り過ぎ……、聞いてると恥ずかしくなってくるう」と一人で叫んでいる。 わたしだって忙しかった。 午前中は税金などの支払い日で銀行をまわり、机に戻って請求書を1本と見積書を3本書いた。 昼休みは辛子明太子のおにぎりと昆布の佃煮の入ったおにぎりと卵焼きを10分のほどで平らげて、買い物に行く。仙川にある自然食のお店だ。この時間に行っておかないと、わたしが帰るころには、すでに閉まっている。葱と大根と椎茸とetc…などを買い込んで、それらを車にぶち込んでその後ふらんす堂のおとなりのセブンイレブンに支払いに行く。飛行機代金である。いま進めている後藤比奈夫エッセイ集のための取材で比奈夫先生宅にうかがうことになっているのだ。 午後は昨日のつづきのテキストデータを作成をし、午後2時からはお客さまが来社。 川崎展宏夫人の美喜子さんと展宏先生にお弟子さんの石塚市子さんのお二人である。 いま進めている「川崎展宏全句集」の初校ゲラの校正済みをもってのご来社で、時間をかけての打ち合わせである。お二人がお帰りになる頃はすでに外は暗くなってしまっていた。まだ句集のみのゲラなので、できるだけ早く全体のゲラをととのえるまで持っていきたいところである。が、まずは「ふらんす堂通信」が控えている。 「通信」に関するわたしのノルマはまだ何も果たしていない。 ウーン、 辛いところである。 担当のPさんに叱られないうちに「通信」の方はなんとかやっつけてしまおう。 いま書いたブログを読み直してみると、ウーム、わたしもなかなかいっぱしに忙しく仕事をしているなあ……。 いまや、朝つけてきた口紅もはがれおち、目も疲れてきた。 そんな時、愛さんが、 「いっちょ、いかがですか?」 て山形のお土産のおいしいラスクを差し出してくれた。 「うわあ、嬉しい!」 と今やみんなで「ポリポリ……」とラスクを齧っている。 明日は新刊句集の紹介をします。 銀行への道すがらにいた犬。
by fragie777
| 2012-01-10 19:51
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