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12月21日(火)
いつもここを通るとき立ち止まるのだが、まだ一度もここをとおりぬけたことがない。 今日はこれからふらんす堂のうちうちの忘年会である。 歩いて1分のスペイン料理のお店が予約してある。 ただ、残念なことに奈緒さんはぎっくり腰になってしまいお休み、 新しいスタッフの三奈さんは用事でだめ。 だからいつものスタッフたちとの忘年会となる。 これから行ってきます。 あとでこのブログの続き書きます。 では、また。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ああ、美味しかった…… 白ワインをベースにした「白サングリア」というのをはじめて飲んでみたのだけど、さっぱりしてフルーティでうまかった。 チーズを使ったお料理があれこれと出て来て、チーズ好きのスタッフの緑さんはそれはそれは満足そう……。 パエリアも美味しく、お手頃価格でわたしたちは十分に堪能したのだった。 わたしたちのコースにはなかったのだけど、メニューに「まぐれ鴨の〇〇〇」とかいうのがあって、それをみたPさんが、「まぐれで捕まえた鴨を食べさせたりしてさあ……アハハッハハ…」などと言っていたのをシェフが聞いていたのか、帰るときのお会計をするときに、「まぐれ鴨っていうのは、フォアグラをつくるときの鴨のことを言うんですよ」って優しく教えてくれたのだった。 しまった!聞かれていたのか……恥ずかしい。と思うや、ふたたびシェフがこういうのだ。 「いやあ、皆さん、コースを食べるのが異常に早いですねえ……おどろきました。女性でこんなに早いピッチで食べた人はいません!」と。 「す、すみません。」と恥ずかしそうに笑ってわたしは言ったのだったが、スタッフたちに「異常に食べるのが早いって言われちゃった」っていうと、愛さんも緑さんも口をそろえて、 「仕事をしている女性はそんなのんびりしてられないから、早いんです。のろのろ食べてはいられません」と毅然と言い放った。 (な、なるほど……、いやあ彼女らが大きく見えました。) 岡井隆氏より新刊書を送っていただいた。 『わが告白』 「二度の離婚、そして五年間の失踪、日本を代表する大歌人には語られざる過去があった」と帯にある。 なんとも興味深いタイトルだ。 おもわず手にとってしまいたくなる。 さっそくPさんが「ちょっと貸してください」とまだ、ちゃんと目もとおしておらず御礼の葉書もだしていないのに持っていってしまった。 今日の夕方、わたしたちが仕事をしているときにPさんがこの本のことを話題にする。 岡井先生と女性との関わりがずい分と書かれているらしく、その女性たちが全部アルファベット表記なのである、たとえばAとかCとか、そのAさんやBさんやらとのなかなか生々しい話しなどが書かれているらしい。 なにせ「恋多き男性」であり、ふらんす堂における「短歌界のジャン・レノ」であるがゆえに多くの女性との物語には事欠かない岡井隆氏であることは衆知のことだ。 わたしは仕事をしながら半分耳をかしていたのだが、突然Pさんが、 「ふらんす堂のことも書かれてますよ」ということばに耳がピーンと立った。 「〇月〇日、ふらんす堂へ短歌日記の原稿をおくる」という風にPさんが文章を読み上げる。 「あらあ、うれしいわねえ……」と喜ぶわたし。 すると、「あれっ、yamaokaさんのことも書かれてますよ。ふらんす堂のKってなってます!」 「あら、まああ!!」 「この本におけるアルフェベットのKの文字は、あなたのものです」と、Pさんがうやうやしく言う。 (登場する女性はすべてアルファベットなのだ。) 「あら、まあ」とだけふたたび。 「yamaokaさん、岡井隆の人生をいっちょ彩りましたねえ……」と笑いながら愛さんがいう。 「アハハハハハ……ほんとよねえ」ってKの登場はほんの一行ほどなんだけど、岡井隆先生の『わが告白』をサカナにして(すみません、岡井先生)大いに笑い合ったわたしたちだった。 書店ですごく売れているそうです。 装丁がとても素敵です。 さすが新潮社、って思いました。 (Kはわたしです。) しつこいようですが……。
by fragie777
| 2011-12-21 18:54
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