4月7日
加藤泰子が二つのポップをつくってくれた。いつもながら手早くとてもきれいにポップをつくってしまう。大型書店にこのポップを送り、『日月』「めんない千鳥』を両方とも平積みしてもらい、そこにこのポップを並べるというのが、こちらの理想。あくまでも理想。美しく詩歌のコーナーにこの二冊が並べられていることをイメージして、書店に立ち寄ったりするとまたたく間にその夢は打ち砕かれることが多い。ポップが立っていなかったり、二冊が北極と南極ほどに分れていたり、ポップが曲がってあらぬ方を向いていたりなかなか現実は厳しい。そういう時は本当にがっくり。しかも今度は『日月』の横に同じく深見けん二精選句集『水影』も並べておきたいという切望がある。これもまた美しいポップを添えて。関東と関西一帯の営業をお願いしている多田俊彦氏、門田克彦氏には是非がんばってもらいたい。私は書店に行くと、お客のふりをしてせっせと本を整えちゃう。ゲリラ戦術です。この土、日には三冊がちゃんと並べられて、お客さまに買われることを願うのみ。
花冷えの一日となる。ここ一ヶ月ほどで少し体重が増えてしまった。ひゃあー。そういうわけで歩いて出社。自転車といちばん違うことは鳥の声がよく聞こえることかしら。鵯、むく、雀、鶺鴒、尾長などなど。もっとたくさんの声を聞き分けられるようになりたいな。(山岡喜美子)