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5月28日(土)
雨の音を聞きながら岡井隆歌集「短歌日記」のゲラを読んでいる。 もうあたりはすっかり暗くなってしまった。 この部屋のこの机でゲラを読むことも今日が最後となるだろう。 そう思ってみてもことさらの感慨があるというわけでもないのだが……、 今は実感がなくても、きっと今のこの時間があったことをあとでなつかしく思い出すのだろう。 そんなものかもしれない。 駐車場をこの近くに借りているのでこの仕事場があったマンションの傍らを毎日のように通りすぎてゆくことになる。 そんな時だ。 この部屋でわたしたちが過してきた時間がなつかしく思い起こされるのは……。 きっとそうだ。 明日、明後日と引っ越しになる。 引っ越し業者にもちろんすべては任せることになるわけだが、そうは言っても仕事のできる状況に新しい部屋を整え、今まで借りていた部屋は大家さんに明け渡さなくてはならない。 明日わたしは俳句のお祝いの会があり大阪に行かなくてはならない故に、引っ越しはスタッフ任せである。 休み返上で働いてもらうことになる。 幸いなことに、取引きのある印刷会社さんの男性二人が助っ人に来てくれることになっている。 そんなわけで落ち着くまでちょっとバタバタすることになる。 以下のことをブログでも伝えておくように言われていたのだった。 30日は移転のため、電話やメールが一時(午前10時から午後3時まで)中断します。 用のある方は3時以降にお電話を下さい。 梅雨入りとなり、しかも台風まで接近しているという。 明日、明後日が大雨でないことを祈るばかりである。 「菜の花に疲れてをればみな昔」(楸邨) 近くありしもの遠ざかり遠きものはいよよ遠のきゆくも止むなく 岡井隆「短歌日記2007.4.28」より
by fragie777
| 2011-05-28 19:27
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