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4月5日(火)
ふらんす堂のご近所に(あるいて15秒くらい)わたしの友人がやっている洋服のセレクト・ショップ「azi」という店がある。その友人の息子が4月1日よりカフェ&バー「azi」をその店の一角にオープンした。 今日は早々にテレビ東京の「アドマチック天国」の取材が入った。 ふらんす堂スタッフの愛さんとPさんがお客の桜要員として参加した。二人が出かけていくときに、スタッフの優明美さんが、 「ふらんす堂の本を持って行かなくていいんですかあ…」と声をかけた。 「おお、そうよ!」 っていうことで、『金子兜太×池田澄子 兜太百句を読む。』と東直子歌集『十階』を掴んで出かけて言った。 しばらくして戻ってきた二人に声をかけた。 「どうだった?」 「あっという間の撮影でした。でも、ふらんす堂の本は見えるところにちゃんと置いておきましたよっ」というさすがすばらしい報告があった。 「アドマチック天国」は、テレビ東京の番組で毎週土曜日の9時からやっており、今回の取材は多分5月の14日の放映となるようだ。ふらんす堂のスタッフ愛さんとPさんが出演(?)し、そこにはふらんす堂の本も出演することになるだろう。 おヒマのある方は是非視てやっていただきたい。 さっき、書店から電話注文が入った。 東直子歌集『十階』の注文だ。 なんと福島県いわき市の書店さんからだった。 いわき市といえばこの度の震災の被害が甚大のところで住民の皆さんはたいへんな思いをしているところである。 だいたい本屋さんが機能しているかどうかも危ぶんでいた。 そういうところの書店さんからの注文である。 わたしたちはちょっとシンとしてしまった。そして少し嬉しくなった。 震災の被災地に運ばれていく一冊の歌集。 それを待っている読者……。 本があたえてくれる力を思う。 引っ越しのめどもどうにかつきつつある。 ようやく引っ越しの案内状を出した。 fragieのカットを入れようということになったのであるが、それがこんな風に変遷したのだった。 二番目のやつ、どうやっても「捨てられたfragieだよね」ということになって三番目のヤツになったのだった。 今日はこれからふらんす堂を去るカトさんの歓送会がある。 ずいぶん長くカトさんは働いてくれたのだったが、3月で仕事を辞めたのだ。とても残念である。 ふらんす堂で働きはじめたとき、カトさんの下の男の子はまだゼロ歳だった。母乳をあげながら仕事をしていたのを覚えている。そのチビちゃんももう小学生となった。 カトさんは、今は学校のいろんな行事の役員をしたりして忙しいお母さんである。 その歓送会にはやはりずっとふらんす堂で働いてくれていた律子さんにも是非にと声をかけている。 「わたし、いいんですか?」って嬉しそうだった律子さん。 誰からも親しまれていた律子さんに今日は会えるのでスタッフたちはそれも楽しみにしているのだ。 地震の影響で「予約がすべてキャンセルになりました」というお店にこれから行く予定。 なんと、地震の影響は仙川のお店にまで波及しているのだ。
by fragie777
| 2011-04-05 18:14
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