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3月9日(火)
あるレストランの美しい椅子。 ここには昭和の光が溢れている。 小津安二郎の映画に出てくるような人たちが食事をしていた。 今日はとても寒い一日となった。 雨が雪にかわってポストまで行くのに首をすくめて小走りの状態である。 「さみーい!」ってふらんす堂にもどってくるとストーブが燃えていて、あったかーい仕事場がある。 そういうことが嬉しいわけね。 俳人の山田耕司さんが、『シリーズ自句自解1 ベスト100 池田澄子』をご自身のブログで紹介してくださっている。とても面白く拝見。 そりゃ山田耕司だ。 書影もさすが山田さんだけあって美しい。 こんな風に撮られると本だって嬉しいはず。 全巻を通じて 自分の句をいかに語るか、ではなく 自分の句をいかに語らないようにするかを 一貫させている。 わたしはこの山田さんの感想が面白いとおもった。 「自分の句をいかに語らないようにするか」 そこに「自句自解」の魅力があるのだと思う。 今日の「増殖する歳時記」は、土肥あき子さんによって金原知典句集『白色』より。 枯るる草よりも冷たく草萌ゆる そうか、こんな句もあったのか…。句集をおつくりしているときは気づかなかったな…。 しかし、いまごろの季節の景色としてものすごくよくわかる。 ひとたび、土肥さんの鑑賞をとおしてこの句を読むとまたいっそうこの句のもつ力に気づかされるというものだ。。 そして、今日の毎日新聞は、坪内稔典さんによって、小枝恵美子句集『ベイサイド』より。 やどかり歩く太陽も歩き出す やどかりも太陽も歩きだす季節なんだから、わたしも早起きをして歩き出さなくっちゃ……。 もっちろん、 今日も大寝坊 でした。 てへっ…
by fragie777
| 2010-03-09 19:57
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