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3月8日(月)
雨にぬれた春の雑木林。 昨夜、ぜったいやろうって決めたことがあった。 それは早く起きること。 今日から早起きをしてあらゆることを早くこなし、仕事場へいつもよりずっと早く行きまだ誰も来ないうちに仕事をかたづけよう、ということだった。 だから、昨夜は6時前にお夕飯を食べた。 「ぜったい早く起きるんだ」とまわりに宣言をして、さっさとお風呂に入りさっさと「名探偵ポワロ」のDVDを見、およそわたしができるかぎりの「さっさ」をこなした。 そうね、いつもよりは一時間はやくベッドに入って寝た……。 翌朝のこと。って今朝のことね。 6時まえにちょっと目が覚めた。 (おお、いい感じではないか…。ウームでもまだちょっと早いな…) と、6時に鳴るはずの目覚まし時計を解除してもうひと眠り。 こんどは6時過ぎに目がさめた。 (おおっ、6時がすぎたな…。そろそろ起きよう…) と、すこし目をつむった。 ほんの少しして目をあけると、不思議なことにもはや7時ちかくなりつつある。 (おおおっ、これはこれはイカン… 起きなくてはいけないじゃないか…) と、わたしはふたたびちょっと目をつむったのであった。 まばたきのつもりだった。 が、 しかし、 目が覚めたときは、 (おおおおおおお!!) という状態だった。 おふとんの上に乗っかっている猫たちを払い落して、ドドドドドっと えらい騒ぎの一日が始まったのだった。 わたしが朝早く起きることは、「駱駝が針の穴を通る」より難しいのである。 今日の朝日新聞の「風信」は、高田伸美句集『振振毬杖』より。 参道に恋の辻占春の風 「茶道の師匠で生け花の師範。集名は元々は玩具で、年始の飾り物と知る。出会い、想像、の楽しさがある」と。 突然のお客さまさがおひとり見える。 昼過ぎに電話があり、「詩集をつくりたいのであるが、これからそちらへ行ってもよろしいでしょうか?」という。 若い男性の声だ。 今日は来客もないので、了承すると「今新宿にいる」ということだ。 30分ほどして現われたのは、若き僧侶の高橋正英(しょうえい)さんという詩人だった。 ふらんす堂から詩集『水版画』(を出された峯澤典子さんからご紹介ということだった。 高橋さんには、はじめての詩集に対するさまざまな思いとこだわりがあり、その思いとこだわりはふらんす堂の本づくりと響き合うものがあった。若い人が本づくりにこだわる、ということがわたしは嬉しい。 コストが多少かかっても良質な本をつくりたい。 そう高橋正英さんは思っている。 わたしは、この若い詩人の思いに応えたいと思った。 本づくりについて話し合っているとあっという間に時間がすぎていく。 あまりにも夢中になってしまい、わたしは彼の写真を撮るのを忘れてしまった。 そのとこに気づいたのは、黒の作務衣を着た長身の高橋さんが物静かに帰られたあとだった。 追記 大切なことを書き忘れてしまっていたことに気づく。 「草のこゑ」の第2回をアップする。 鑑賞者は佐藤文香さん。 一読後、桂信子の俳句がなまなましく迫ってくる。 そして、お待たせしてしまった「夜の形式」のサイトをアップする。 まだ不十分なところがあり、それはこれからの仕事となる。 さっ、頑張ろう。
by fragie777
| 2010-03-08 19:45
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