カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
検索
画像一覧
|
2月23日(火)
夕方より京王プラザにて俳人協会の授賞式および祝賀会があり出席する。 わたしは授賞式から、スタッフの愛さんとPさんは祝賀会からの参加である。 今年はふらんす堂の刊行書籍は、榎本好宏句集『祭詩』が、第49回俳人協会賞に、加藤かな文句集『家』 、金原知典句集『白色』、森賀まり句集『瞬く』の3冊が、第33回俳人協会新人賞に決まった。版元としてはとてもうれしいとであるが、これはひとえに版元の力ではなく、ふらんす堂で句集を刊行してくださった俳人のみなさまおひとりおひとりのお力のことゆえのことである。ふらんす堂はたまたまのご縁で句集を刊行させていただいただけであるので、この度受賞された皆さまにわたしたちスタッフはこころからお祝いと御礼を申し上げたく会にのぞんだのだった。 ほかに栗田やすし氏の句集『海光』(角川書店)が第49回俳人協会賞に、角光雄氏の著書『俳人青木月』(角川学芸出版)、おなじく日野雅之の著書『松江の俳人・大谷繞石』(今井出版)が第24回俳人協会評論賞を受賞されている。 おひとりおひとりの受賞のご挨拶がどなたもすばらしかった。 祝賀会の壇上に並ばれた受賞者の皆さま。 ご挨拶をされる句集『祭詩』の著者榎本好宏さん。 句集『家』の加藤かな文さん。 句集『白色』の金原知典さん。 句集『瞬く』の森賀まりさん。 森賀まりさんは、長女のちひろさんがともに来られて、お母さまに花束を渡されたのだった。 田中裕明さんが「秋草のきみをちひろと名づけしは」(『櫻姫譚』収録)と詠まれたその「ちひろさん」である。「田中によく似てきました」とまりさんよりメールをいただいていたので、今日ひさしぶりでお目にかかるのが楽しみだった。「『水遊びする子に先生から手紙』(『先生から手紙』収録)のモデルでもあるんですよ」とお目にかかったときにまりさんが目をほそめてうれしそうに教えてくださった。 ちひろさんを目の前にしたとき、(ああ、本当に田中さんに似ている)と思った。ふっくらとして、豊かななにかを感じさせる存在感と聡明なまなざし。落ち着いたたたずまいも、そう田中裕明さんによく似ている。 まりさんのお姉さまで歌人の坂原八津さんもいらっしゃっていた。 前列左から、ちひろさん、まりさん、坂原さん。後列でうれしそうな笑顔をみせておられるのがまりさんの俳句のお仲間でお祝いにかけつけた原田暹さん(左側)と中山世一さん。 京王プラザの近くでお仕事をされている四ツ谷龍さんも忙しい仕事の合い間をぬって駆けつけてこられた。まりさんのこの度のご受賞を誰よりも喜ばれたおひとりである。
by fragie777
| 2010-02-23 23:26
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||