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2月7日(日)
春寒の武蔵野を歩く。 いつも咲くところにやっぱり万作が咲いていた。 今日は富士山がとくに大きく見えた。 わたしはおにぎり二個と卵焼きとカニシュウマイとペットボトルの韃靼そば茶をリュックにつめて出かけ、いつも行く古民家の縁側でそれを食した。大きい土佐文旦もデザートにリュックに投げ込んだのだけれど、食べ切れなかった。 で、 そいつは夕食のデザートになった。 谷保天神の梅も咲き出して、きれいだったなあ……。 週刊俳句 Haiku Weeklyで、四ツ谷龍さんの「夜の形式」についての講演レポートが掲載されているが、上田信治さんの講演レポートに、今度は第2部のシンポジウムのレポートが追加された。 若い俳人の生駒大祐さんによるものだ。 読んでみておどろいた。本当にあのときの四ツ谷さんをふくめた5人の方のことばがそのまま再現されているのだ。パネラーのお一人お一人の言葉遣いや息遣い表情までが仔細に思い出されてくる。 これなら、あの講演会に来られなかった方たちにも、言葉と思いが伝えられる。 上田信治さん、生駒大祐さん、ありがとうございました。 おふたりのこのレポートのために費やした時間と労力とお気持ちにあらためて感謝もうしあげます。 そして、 生駒大祐さんが、 「不思議な記号 ―田中裕明に触れて……生駒大祐」 という文を寄せておられる。 「ここで語られたエピソードのひとつひとつは、べつに伝説的でも驚愕するような意外性のあるものでもなかった。ただ、一人の思慮深く物静かな一人の人間が生き、周りに大小の影響を及ぼし、そしてあまりにも早く人生の舞台から退場していった、その痕跡が静かに語られたのみであった。それがこんなに印象深く生き生きと会場に響いたのはなぜだったのだろうか。」 「このシンポジウムを通して私の中の裕明は初めて人間になったように思う。裕明という結晶を4つの角度から照らしたそれぞれの像を見ることで、裕明は俳句を愛し詩を愛した小さなちいさな一人になった。私はそれをとても嬉しく思う。」 どうしてなんだろう、 やっぱり泣けてきちゃうのは……。
by fragie777
| 2010-02-07 21:52
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