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10月15日(木)
九月をもってふらんす堂の書籍はぶじに埼玉県にある倉庫管理会社に引き渡された。 なんとなく身辺がさびしい今日このごろである。 今日はスタッフの律子さんとPさんがはじめてその倉庫をたずねる日となった。 ミーティングを終えるや二人は早々にPさんの運転する車にのって川口市をめざしたのだった。 五時ころ任務をおえた二人が戻った。 「ねえ、どうでした?」 ってさっそくリエさんが心配そうに尋ねる。 みんなこころのうちで、わがふらんす堂の本がどんな扱いをされているか心配でたまらないのだ。 (そりゃそうよね、はじめてわが子を旅に出したのだから…) 「こじんまりしてきれいなところでしたあ」とPさん。 こんな風にあったかく迎えられたらしい。 これは、大きなエレベータが開いたとたんに目に飛び込んできたということだ。 そのエレベータとは、こんなに大きくてカメラにおさまりきらなかったらしい。 青い制服をきた男性が次から次へとあらわれ名刺を二人にわたして、ニコニコと大歓迎だったとのこと。こんなに親切なのはわたしたちが女だからよって、Pさん。 やはり、グラシン巻きの本は扱かったことがないらしく、フランス装と「なんちゃってフランス装」とわたしたちが呼ぶところのものの区別もつかず、ちょっと戦々恐々ものだったらしい。 「天アンカット」(本文の上をあえてそろえないヤツ)の本もやっぱり知らなくて、 「説明してもらってよかったです。きっとそろえちゃましたよ」っていうことだった。 ふらんす堂は本づくりでこだわっております。 そのふらんす堂の本がもっている奥深さを少しずつでも知っていってほしいですね。みなさーん。 きれいな倉庫での仕事の風景。 ふらんす堂の本はこんな風に並べられて、 思わず「久しぶり!」ってPさんが言って駆け寄ったら、まわりに笑われてしまったらしい。 律子さんは、「わたしここで仕事がしたい、帰りたくない」ととても気に入ってしまったということだ。 ふたりのスタッフの報告を聞いてどっと安心したわたしたちだった。 ともかくも今日はお疲れさまでした。 お客さまがおひとりお見えになった。 高円寺におすまいの大石登代子さん。 句集をつくるための打ち合わせでご来社された。 仙川ははじめてとのこと。 仙川の賑わいは、高円寺の賑わいとよく似ているとおっしゃっていた。 確かに高円寺も商店街が充実していいところだ。 今日の船団ホームページは、桑島啓介句集『蝉しぐれ』より。 中年が若手と呼ばれ雲の秋 塩見恵介さんが書いているように、これは「俳句の世界」のことだ。 それはたしかに「特殊な世界」かもしれないが、わたし、この業界ながいもんで、すっかりなじんでしまいました…。
by fragie777
| 2009-10-15 19:18
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