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9月16日(水)
仕事場への道に咲いていた白萩。 今の季節、風がほどよく冷たく自転車での通勤が気持がよい。 そして、野良猫の疾走する季節だ。 サラブレッドのごとくわたしの前をはしっていく野良猫がいた。 いまふらんす堂は、構造改革(?!)をむかえ、おおわらわである。いままで倉庫として借りていたマンションから、倉庫管理会社に在庫管理をお願いすることにしたのだ。 このことに関しては、わたしはほとんど関わらず、律子さん、優明美さん、Pさんが中心になって動いてくれている。ほかに実践力として、将来はベンチャー企業の大社長になるであろう慎太朗クン、むずかしい試験にトライしながらふらんす堂を手伝ってくれているリエさん、子育て真っ最中の九州女の千恵さん、そしてふらんす堂で唯一の乙女、沙也佳さんが助っ人として働いてくれている。この連休も出社しての作業となるかもしれない。 連休といえば、ふらんす堂にとっては痛い連休なのだ。九月に刊行する本が毎年多いのだが、まだこれから刊行するものがかなりある。それがこの連休によって大幅に遅れてしまうのだ。とてもつらい。ふらんす堂の本づくりは、製本など手作りの丁寧な本づくりなので製本屋さんもベルトコンベア式にどんどんという訳にはいかない。きれいに仕上がるのは結果的にはうれしいのだが、私たちは気をもむことが多い。印刷屋さん、製本屋さんなどの現場の職人さんに気持ちよく仕事をしてもらいながら、すこしでも早くそして美しい本を著者の方々に届けたい、そんな思いが、7月8月9月には切ないほど高まる季節なのである。 今日の今週のねんてんは、大峯あきら自選句集『星雲』より。 がちやがちやに夜な夜な赤き火星かな 「そのリズム、まるで宇宙のきしる音のような。」という坪内稔典さんのひらめきがとても面白い。 秋という季節は、人間にことさら天空への思いを誘う季節なのかもしれない。 机に肘をつくわたしのすぐ上に銀河がある、そんな感じかな……。(まあ、きわめて詩的表現じゃないわね。)
by fragie777
| 2009-09-16 19:19
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